2004年 当時 プライドやK1など他の格闘技に人気と実力面で圧倒されていた時に新日本プロレスの中邑真輔がマイクで行った名台詞。
「一番スゲエのはプロレスなんだよ」
不動産の融資が完全に閉まり、本屋の投資のコーナーに行くと 悲しいことにほとんど不動産投資の本もみかけなくなりましたし、ブームの時には、SNSでの勧誘がうざいくらいに来てましたが、さっぱりそういうのも無くなってしまいました。
2004年当時の新日本プロレスの置かれた状況とそっくりですね。
今 本の投資コーナーでは圧倒的に存在感を放っているのが米国株投資です。日本でも簡単に米国株に投資できるようになったこと、米国の株高などを背景に大量の本が出版されています。
私はshopifyとSPYDは持っていますが、この2銘柄以外は今後も投資する予定はありません。なにせ市場や経営者がよくわからないのと、今後は日本の若手経営者が経営する企業に投資すると決めたので、いくら伸びてる市場だろうが、ほぼ関心をもつこともないでしょう。
米株に関心が無いので twitterで大御所のたぱぞうさんからコメントをもらったこともありますが、残念ながら本を読んだこともありません。(品川図書館で44人中9番目待ちです)
次にインデックスですが、idecoで三井住友日本株インデックス、ニッセイ外国株式インデックス、ひふみ年金、それ以外に先ほどのニッセイ外国株式インデックスと emaxisNYダウインデックスをしこしこやっています。
こちらは粛々と入金力を高めて半年に一回、リバランスする”だけ”です。
高配当投資も毎月分配になるようにリートとインフラファンドを買い、それをベースに普通にオリックス、三菱FG、大和証券などを組み入れたポートフォリオを組んでいます。
ここも多少の口座の入れ替えをする”くらい”でしょうか?
ここまでは紙の投資ですが、結論を言うと まあなんと「つまらん」投資でしょうか?
正直 これらの投資でセミリタした人、セミリタした人何やってんやろ?って心配になります。
米国会社四季報 毎週見るわけいかんでしょう。
毎日登山?毎日日経新聞を4回見る?
ほんと何されてるんでしょうかね。
はて 次にebay輸出。
こちらで成功されてリタイアされる方も最近増えてきました。
ただですねえ。
他人のプラットフォームで仕事するのがどうしても私の性にあいません。
もちろんアカバンのリスクありますよね。
shopifyを併用したり工夫の余地があるのならいいんですがね。
さて 一番スゲエ 不動産投資(笑)
身につけなければならない知識が半端ないです。
会社設立、物件の調達から運営、資金調達、決算、もちろんこれらを処理するにあたって税務の知識、建物の構造の知識、会社経営にあたって会計の知識も必要ですし、会社を経営するなら、どう会社を運営していくかの経営戦略の知識、市場分析にあたってのマーケティングの知識、これからの人口動態の動向、客付けにあたり顧客動向の分析、管理会社や会計士税理士、売却する場合は不動産仲介会社などチーム運営のためのマネジメントの知識。
私の主戦場の区分ももちろん建物の維持運用ですから、マンション管理に関わる基本的な事項、管理会社の契約(特にお金の収納の部分)や建物大規模修繕の知識などいいだしたら切りがありません。
すいません。全部とは言わないですが、ほぼ必要だと思います。
残念ながら米国株、インデックス株、高配当株、ebay輸出ではここまで幅広いの知識は習得できないでしょう。
(ebay輸出は 消費者がどういう目線でモノを買うのか、どこを変えれば顧客が動くかという点ではすごく不動産投資の顧客起点に共通する能力だと思います。)
米国株、インデックス株、高配当株で身につけなければならない知識は不動産投資に比べて本当に少ないです。(勝てるかどうかは別)
先日も某大御所が「車?駐車場代や車検維持費が高いからコスパ悪いよねえ」なんて発言に「いや個人ではなくて法人で持てばいいだけですやん」って反論すると、大御所は何のことか理解できていないようでした。
会社を経営することは打ち手が無限に広がります。
そういう蓄財できる方法、手段を株関係の方たちは残念ながらほとんどご存じない。
不動産投資家では 個人で会社に貸し付けたり(またはその逆)、法人で家を買い、それを個人に貸し付けるなんて当たり前に行われています。
本当の資産家は最大の敵である納税を最適化しつつ資産運用しています。
翻って株の投資家さんはそういう知識も持ち合わせていないでしょうし、創意工夫の余地がほとんど無いんじゃないかと考えています。
そういう点では 不動産投資家って本当に勉強家じゃないと成功しません。
それは間違いないです。
ただ不労所得が欲しいって安易な気持ちで参入すると爆死することは確実ですし、そろそろブームも終焉を迎えてそういう人も増えてきていると感じます。
最後にもう一度いいましょう。
一番スゲェのは不動産投資家なんだよ。
イヤオー。