なかなか見応えの多い試合でしたねえ。
私も契約のないアメバのPV(4000円弱)でじっくり拝見しました。
気になった点をつらづらと述べてみます。
相変わらず子どもの姿が会場になかったですねえ。
もう 昭和の時代のように 子どもをプロレス会場で見ることは永遠にないのでしょうか?
小さなお子さんをファンにすることによって 団体にとってLTVは高まると思いますし、お父さんなど保護者のお財布もアテに出来るだろうになあと思います。
ただ 今の子供たちは、生まれてから半分以上の時間をスマホの画面の中に生きているそうで、リアルの世界にはあまり興味が無いのかもしれませんね。
(もちろん 日本人が貧困化になって娯楽に連れてってあげられないという事情もあると思いますが。。。)
昔はアンドレザジャイアントなどの非日常的で人間離れした選手を見ると「お~」と感激したものですが、今の子供たちはスマホの中で 常に非日常に接しているのかもしれません。
また リアルの世界 例えば昭和の時代であれば、体育館で友達相手にバックドロップやドロップキックをやっていましたよね?男子校なら猶更。。。
そこで生身の人間の身体が”痛い”ことを体験していたこともあると思うんです。
今の子たちはリアルの世界とバーチャルの世界の境目がわからない、無いのかもしれませんねえ。
先日来 子どもが包丁で人を刺す事件が頻発していますが、こういう包丁を使って人を刺すような事件は今後も増えていくと思います。
包丁で刺されたら イタイんだよ!!
また5年ぶりのこの興行。
業界2番手のノアが仕掛けたと巷間言われています。
ノアの狙いとしては、新日(特に外国人が多い)のファンに”ノアを認知”してもらうことや、苦戦が噂されるアメバの短期的な収益獲得(一試合4千円×人数)が目標だったのではないかと推測されます。
試合結果は新日の強さが印象に残り、ノア弱いなあという印象だったのではないでしょうか?
もちろん結果も含めた今回の新日本とノアの協業なのでしょうが、ノアの当初の狙いは目標達成されたのかが気になるところです。
もちろん倒産寸前だったノアにサイバーエージェントの資本を入れることによって息を吹き返したことは否めませんでしょうが、サイバーエージェントがアメバ事業からの撤退するって可能性は無いでしょうかね。
サイバーエージェントが「ノアは弱いよね。やはり新日の方が全然強いじゃん」とファンに思われかねない このような対抗戦をなぜ仕掛けたか?
個人的にはノアの認知度が高まったとは言え、やはり50代のレスラーがメイン張ってるような団体にはあまり魅力を感じません。やはり20代の将来性豊かなレスラーを全面に押し出し 売り出すべきですし、そうやって若い日本人を育てつつ サイバーエージェントの資金力を活かしてWWEと提携し、日本人対外国人を中心にしたストーリーにすべきじゃないでしょうかね。
日本人対日本人ではカードもマンネリ化しますが、外国人の人材は尽きることがありませんし、様々な魅力的なカードを日本のファンにPRできるのではないでしょうか?
うーん ノアの今後の経営戦略は興味深いですね。
先日のいなスキの記事もそうですが、会社の経営判断って 経営者の端くれの私にも参考になることが多いです。