毎回 旅を終え日本へ帰って来てから感じること

毎回海外から帰ってくると、日本の「どよーん」とした空気を改めて感じます。

特に今回は移民やその子どもたちが多く活気のあるロスから帰国したので、その差は歴然でした。

さすがにデトロイトほど荒廃はしていないものの、私の住む品川では もう圧倒的な数の老人で、なんか これから日本どうなっちゃうんだろう?将来 世界と伍して戦えるのかしら?といつも暗澹たる気持ちになります。

それにしても平日のスーパーの人出の多さなどは異常ですね。

働いていない人が圧倒的に増えているため、混雑する土日を避けて平日に買い物に行こうとする老人が多いんだろうと推察されます。

もう土日より月曜日の方がスーパーの売上が多くなる日が近づいてるんじゃないでしょうか?

今回は アメリカを旅して「ここは日本と違うよな」と感じたことを記事にしていきたいと思います。

twitter等でも触れましたが、アメリカではuberやlyftなしに生活が成り立ちません。前回アメリカに行った2014年にはそこまで浸透していませんでしたが、もう完全に市民の足になっていますね。

日本は先進国で唯一ライドシェアの無い国!!ですが、これはタクシーの業界団体と国交省・政治家がuberや東南アジアのgrabなどを導入させないのではないかと推察しています。

日本交通の川鍋社長の奥さんが中曽根元首相の玄孫というだけで、タクシー業界と国交省の癒着ぶりが疑われますよね。

でもこういうイノベーティブなサービス導入しない(すでにuberやgrabは日本でもおなじみのubereatsなどの食品宅配はじめ金融などそれ以外の関連サービスをどんどん拡充中)と、どんどん世界から取り残されるのは必定です。

今 多くの海外旅行者たちが日本に来ていますが、すべてのタクシー運転手が英語しゃべれますか?行先を遠回りしていないか確認できます?流しの多い東京以外でタクシーを呼びたい時は電話でタクシー呼ぶんですか?

特定の人物や団体が自身の利権を守るためだけに、日本の構造改革を遅らせているしか思えません。

uberやgrabを使ったことのない人はわかないかもしれませんが、それくらいアメリカや東南アジアなどさまざまな国であらゆるサービスが変化している起点になっているのは間違いないでしょう。

次にWBCのチケットですが、MLBの公式サイトで普通にC to Cのプラットフォームがあって、そこから個人対個人がチケットの売買が出来ます。

日本だと「転売ヤー」と目くじら立てる人が多いですが、すでにアメリカでは転売(つまり需要があるところでチケットを売買する)はもう市民権を得ています。

いまだに転売ヤーなんて言うのは日本だけかもしれませんよ。

一部西武ライオンズやロッテライオンズは、チケット流通センターなどのC to Cサイトを公認する動きがあるようですが。。。

またコンサートやプロレスの会場で動画撮影してOKなのにも驚きました。ブルーススプリングスティーンのライブなんて ライブの当日から個人が撮ったライブ映像がyoutubeに上がってました。

これも日本では「動画の撮影はご遠慮下さい!」なんて主催者はいいますが、実は個人がyoutubeで拡散してくれた方が、トータルの収益では上なのかもしれません。

コンサートで言えば 今 来日中のノーベル文学賞を受賞したボブデュランのコンサートが空席だらけで話題になっています。(当日券でも余裕で入れる)

これだけ世界的なアーティストのコンサートが空席だらけなら、今後大物タレントの来日は益々難しくなるのではないかと危惧しています。

がっかりだろうなあ。空席だらけのコンサート。

それ以外にも、野球、ライブ、プロレス会場で ビール飲むのに、缶でそのまま渡されるんですよね。日本だと必ず紙コップに入れ替えますが、アメリカではそれだけ観客を大人扱いしているだなと感じました。

今回の2週間の旅でも日本と違うよなあと感じさせることが多くありましたが、おそらくアメリカはどんどんダイナミックにチェンジしていく社会、日本は、老人たちが自身の既得権益を守るために進化しない退化していく社会なのでしょう。

日本にはGAFAのような先端的な企業、サービスが生まれないなんて言う人いますが、もうこれは比較するのが僭越なくらいその差は歴然ですし、比較するのはもう止めたほうがいいと思います。

(日本を代表するIT企業であるヤフーとLINEの統合で何か進化しましたか?相変わらず重複したサービス展開してて何やってんだろう?と呆れてしまいます)

なにやら日本の政府も少子化対策で人口を増やそうと躍起になっていますが、当事者である若い女性たちが 将来子どもを持たない、持ちたくないという層が50%を超えているのに、国や行政の政策だけで少子化問題解決しますか?

現在の日本の閉塞しきった旧態依然の制度じゃ 生活防衛するのが精いっぱいだと 若い女性自身が気付いているんじゃないでしょうかね。

海外で売春する「からゆきさん」なども目立ち始めてきたくらい、若者の貧困化はすぐそこなんだと思いますよ。

今回 ロスで衝撃的な場面に遭遇しました。

ダウンタウンのリトルトーキョーのすぐ横にあるスキッドロウ

ここにはホームレスの収容所が複数あります。

たまたま ここをバスで通りかかったのですが、もう何百人もいるホームレス。

それは衝撃的な光景でした。

これは 今まで見たブラジルのファベーラやインドの物乞いの比較にはならないほどひどかったです。

日本人はなにやらこのままの生活、居心地の良い生活が続くと考えている方が多いと感じますが、迫りくる貧困の最終形はこういう状態なんだなと 酷い現場を見ておくことも必要なんじゃないかと思います。

正直 もうこのまま経済が成長したり、人口が増えたり、明るい未来も感じられない国 日本 静かに沈みゆく国 日本を享受すればいいんじゃないでしょうかなと思います。

今まで5部屋売却しましたが、4部屋はノムコムさん。当然買値より高値で売却していただきました。



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする