外資系プライベートバンクの証券担保ローンという香しい話

外資系のプライベートバンクなんて聞くと私のような縁のない人間にはとてもミステリアスに感じられます。

どんな素晴らしいサービスで、どんな素晴らしいプレイを提供してくれるものか?と想像を掻き立てられるわけです。

某インフルエンサーの「外資系PBの証券担保ローン」を題材にしたyoutubeはやたら視聴率が伸びるようです。

なんだか香しいですよね。

でもそのインフルエンサー Xでぼそっと(酔った勢いか?)で外資系PBの証券担保ローンの金利は3%だとつぶやいちゃいました。

えええ 金利3%?

それだけの高金利だと投資するものが、千葉のボロ不動産しかないじゃない?と突っ込みを入れたくなりました。

富裕層をよく知るこのインフルエンサー、やたら米国債の二階建てを推奨しておられます。

4~5%の米国債を1億円分買う

それを担保に3%で5千円借りる

借りた5千円でまた4~5%の米国債を買う。

(税金考えたら逆ザヤじゃん?)

それが富裕層の定番だそうです。

ちょっと違和感を覚えました。

米国債に投資するには超超長期のはず。

どういった担保ローンかわかりませんが(もちろんインフルエンサーは言及しない)、そこまで長期で資金を寝かせて良いものか?

先日の下落時に1579日経ブル2倍でも買ったほうが良かったんのでは?と思うわけです。

インフルエンサーのyoutubeを見た人たち 間違って野村證券の証券担保ローンで同じことしてなきゃいいけどと心配になりました。

これ元加なんで借金が雪だるま式に増えていきます。

借金のリボルビング払い(笑)

野村證券の証券担保ローンは クロスのような短期取引や上述の短期のリバ狙いには向いていますが、こういう超長期の外国債には一番向いていません。

結局 外資系PBなんて言っても特別なことはしていないと思いますけどね。

書名は忘れましたが、スイスのPBのポートフォリオを明らかにする本がありましたが、特別なことをしている感じはありませんでした。

昔から香港で外資系生保の保険を入ることや、カンボジアでの米ドルの預金など香しい話は多くありましたが、結局数年でだれも触れなくなります。

結局 儲かってないんじゃないかなあ。

そういう香しい話に飛びつくのではなく普通の資産運用で十分じゃないんですかね?