意思決定の「質」

コロナ禍の中、飲食店の方にインタビューする映像をよく目にします。

正直、このコロナ禍で”まだ”飲食店を継続している経営判断、意思決定に対して疑問を持たざるをえません。

もちろん 各店舗の事情があるので、一概に言えませんが、あくまでも私の意見です。

もうすでにコロナが始まって1年が経ちます。

人の生活様式も外食ではなく、内食がすっかり定着しつつあり、それがスタンダードになりつつあります。

これ コロナが終わって昔のように戻りますか?

将来 以前よりも多くの人が飲みに出かける姿を想像できれば まだ経営を続けるのも良いと思いますが、皆さんはどう思われますか?

私は 以前のように仕事帰りに飲みにいくなどの習慣は お金もないし、もっと減ると思っています。(だって忘年会や新年会、新入社員歓迎会などの飲み会に新人が拒否する時代ですよ)

正直、今 TVの映像で「お客さんが来ないので、経営が厳しいです」というのは 厳しい言い方をするようですが、意思決定の質が決定的によくないです。

すぐ撤退しなければ、家賃の給付金等も受けてる場合、借金に借金を上乗せしているようで、再起不能になってしまいます。

戦国時代の戦も同じで 負け戦でいかにダメージを少なくするか、余力を残して再起にかけるかだと思います。

もちろん 飲食業も経営ですから、”未来”を見据えて意思決定をしなければなりません。

ウォーレンバフェットはコロナ後すぐ航空会社の株を売却しましたし、身近な例では都心でマリオの着ぐるみ着てゴーカード走らせてたマリカートなんて4月にはすべて資産売却して事務所を閉鎖しています。

3Cで言うと 外部環境がガラッと変わることなんてザラにあるわけです。

その外部環境の変化をどう経営判断、意思決定に反映させるかは 企業の永続発展には欠かせない経営者の仕事になります。

ビジネスの例でいうと、大塚家具の大塚久美子社長のMD構築の経営判断や、ゲオが事業領域をCDレンタルから大胆に古着へ変えつつあることなどは参考になると思います。

もちろん 意思決定は日常生活で誰でもしていますので、尊重すべきことですが、この意思決定の「質」が良いか悪いかはビジネスの場では致命的になります。

サラリーマンを長くやっている方は、当事者意識が薄れ、自分事として考えられなくなりますし(大企業で偉くなるは責任を取ることで、ヒラ社員の意思決定ってほとんど経営には関係ないですよね?)逆に若くしてFIREしてしまった人は ほぼビジネスで意思決定したことさえないでしょうし、自社や競合他社、取引先がしてきた意思決定の成否について触れたことさえないでしょうから、その意思決定の「質」を高める必要性があると思います。

家で新聞はもちろん、TVもみない、得る情報はすべてスマホからという人は注意が必要でしょう。自分に興味のある情報しか仕入れていないので、関心の幅が圧倒的に狭くなってしまいます。

こういう意思決定の「質」を高めるには、もちろん仕事を通じてその機会に触れることが出来るのが最高に素晴らしいですが、そういう環境にない多くの人は良質な読書をし続けるしかないと思います。

(決して 家賃年収何千万なんて本ばかりではダメです。バカになってしまいます。もうすでにそういう本も絶滅しつつありますが。。。)

今まで5部屋売却しましたが、4部屋はノムコムさん。当然買値より高値で売却していただきました。



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