不動産投資本をこれ以上読むな。

昨日まで3回にわたってマンションの管理で起きている問題を記事にしてきました。

もちろん マンションを複数所有し、管理に首を突っ込むことで良いこともあります。

それは、「比較」することができ「基準」が出来ることです。

一つのマンションしか知らないと 修繕などの価格が安いか高いか判断できないですし、複数所有し、その中のトピックを他のマンションの管理と共有する。

これはマンション投資するうえで、マンションの維持管理を劇的に向上させます。

ひいては戸建てやアパートなどに維持管理を向上されることがあるかもしれません。

今日は不動産投資本をこれ以上読むな!というタイトルですが、従前 私は不動産投資を”やらない”人の本を読むことを推奨してきました。

今回も数ページですが、不動産投資をやらない人の本を紹介します。

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なんともキャッチーなタイトルですが、株式投資で有名な榊原さんがあえて不動産投資をやらない理由の記述がありますので、もう頭が不動産脳になっている方は 頭を冷やす意味でも読んでおいてもいいんじゃないでしょうか?

榊原さん 青山学院の教授を早期退職されたみたいですね。

ご自身の経験も踏まえて「60歳までにサイドビジネスを」「FIREを目指す人はむしろ貧乏になる」「会社を辞めるメリットとデメリット どちらが大きい?」「ヒマだ病と戦う覚悟」「60代を第二の青春にする」などなど 興味深い記述が多かったですね。

何度もいいますが、不動産投資本は、売るため、ブームを盛り上げるためが目的で売り出されていることを忘れてはいけません(別に貴方が儲かるようにするために出版されるわけではない)し、多くの本は参考程度にしないと誤った判断に陥りがちです。

世の中の多くの不動産投資の駄本(しか)読まずに不動産投資を始めるのは危険そのものですし、偏った情報しか持ちえないのは ほとんど今のロシア国民と同じでプロパガンダに侵されているとしかいいようがありません。

多くの良質な情報を手に入れて 上質かつ筋のいい経営判断をしたいものです。

読書と言えばもう一点ご紹介します。

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当然 マンション投資しているわけですから、現在のマンションで起こっている問題は把握しておきたいところです。

著者はマンショントレンド評論家の日下部理絵さん

多くの事例はマンション経営にも役に立ちます。

私が参考になったのが マンションが売れない話。

徒歩10分以上で相場より安かったのでマンションを購入した人が、売るのに本当に苦戦した話で、すでにこれだけマンションが増えまくる状況では 最寄り駅徒歩7分圏内じゃないと売れませんよって話は参考になると同時に大変共感しました。

私が売却した門前仲町の物件。

徒歩10分で商店街を通るのでそんなに遠く感じないはずなのですが、今にして思うとかなり遠いです。

またその10分の間に 将来の競合になる投資用のワンルームがどんどん建築されたのも売却に至った大きな理由です。

最上階角部屋かつ風呂に窓付きとワンルームとしては最強のスペックだったので売るのは躊躇ったのですが、上記の理由と将来必ず起こる直下型地震を考えれば都内 城東物件は所有するのは地震が直撃した際の被害を考えたのも売却の理由です。

話題の晴海フラッグ見てきました。

近代的な街並みですねえ。

安いので話題になっていますが、ゴミ処理場が目の前にある住戸があるのが気になったことと勝どき駅の拡張予定はあるんですかね?

私がまだサラリーマン時代 トリトンスクウェアに営業に行ってたんですが、なにせ勝どき駅に入るのに入場制限をしなければ入れないほどの駅のキャパしかありません。

バスもあるんでしょうが、座れればいいのですが。。。。

”今”は安いけど、”将来”はどうなりますかねえ。

築地市場あたりにも広大な空き地(所有者は調べてませんが)もあり、こういう土地にさらに安い物件建ったりすると。。。

一気に需給が崩れることも視野に入れなければなりません。(供給は圧倒的に多い)

私は 自分自身もそうですが、利便性の高いところ(駅近や座っていける等)に住みたいので、駅の混雑具合や不便なところはまず食指が動きませんね。

また 投資目的の中国人なども多いでしょうから、良質なマンションコミュニティの構築という点でも私的には???な感じでしたね。

(これは勝どきの野村不動産から面白い話を沢山聞けました)

この辺で儲かったと言えば 2004年に竣工されたオリゾンマーレ有明。

これは確かに安かったですねえ。

当時はたしか2000万円台で売り出されたものもありました。

住んでた友人がいて 数度お邪魔したのですが、屋上のプールとかラウンジもありバブルか?と見間違うほどの共有部分でした。

今はすべて5000万円以上で取引されていますね。

この物件は間違いなく儲かっていますが、2004年当時 有明にマンション買うなんて誰も想像できませんでした。

こういうアーリーアダプターじゃなければ儲かんないと思います。

もう一つ忘れてはいけないのは、マンション買うのって街の成熟度買うのと同じことだと思うんですよね。(特に実需は)

街の歴史、文化度、住民の民度 あらゆる要素が凝縮されてそれが街のブランドに繋がると思ってますし、そういう街に所有したいと思っています。

安物買いの銭失いにならないよう気を付けたいものです。

コメント

  1. コートジボワール より:

    お久しぶりです!
    ブログ復活しているのですね…

    「オリゾンマーレ有明」懐かしい…

    確か有明におしゃれな家具屋があり、そのついでに
    冷やかし半分でモデルルームに行きました。
    バブリーな共用部分の紹介と、バブリーな営業を受けたので
    結構強烈に覚えています。

    あの時に、有明エリアがここまでおしゃれなエリアに変貌する
    とは想像がつきませんでしたね~。