結構 大前研一氏好きだったんですけどねえ。
新著を読ませていただきました。
タイトルもキャッチーな「50代からの稼ぐ力 会社にも年金にも頼らず生きる方法」
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2040年後に「老後」は存在しない
出世競争では負けても人生の競争では負ける
現役サラリーマンにも増税の嵐
ずるずると没落していく
明確なライフプランを定める
遅くとも50代から始める必要がある
月15万円を目標に稼ぐ
会社にいる間にスキルを磨く
借金しないで不動産ビジネスを始める
空き家率は13,5%
退職金はあてにならない
アパート経営はもってのほか
人に投資せよ
エンジェル投資家になろう
日本のエンジェル税制は間違っている
冒頭のサラリーマン時代に、お金を稼ぐスキルを身に着けようというのはその通りだと思います。
遅くとも50代から始める必要があるとおっしゃいますが、はっきりいって50代からでは遅いです。
20~30代は低欲望世代だから 日本の経済はこれからじり貧というのも納得。
ただ 定年後の目標が15万じゃ ちょっと目線が低すぎませんか?
もうちょい30万くらいは欲しいです。
で借金をして不動産投資なんてとんでもないといいつつ、不動産では東北の一軒家がねらい目ですと????
それは かなり斬新な意見ですが、すごく勇気がいるような気がしますが。。。
エンジェルに関しては するどい洞察。
これは 後日 記事にしたいと思います。
次にベルーナの安野社長の本
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これ 全埼玉県民は必読の書です。
ベルーナは埼玉の上尾に本社を置く通販会社。
セシール、ニッセン、千趣会などどこも青色吐息なのに、ここだけは絶好調。
ベルーナさんのポートフォリオ経営に非常に興味がありました。
以前も書きましたが、不動産投資の一本足打法は 非常に危険です。将来に備える意味でも不動産以外の事業を育てていかなければいけないと通説に感じています。
ベルーナさんは総合通販事業(48,4%)、専門通販事業(28,4%)、店舗販売事業(8,8%)ソリューション事業(3,6%)、ファイナンス事業(2,1%)、プロパティ事業(4,7%)と各ジャンルをベランスよく経営されています。
特にやはり不動産のところは読みごたえがあります。
プロパティ事業は大きく3種類に分かれ、①賃料収入②不動産開発③ホテル経営だそうです。
そもそも通販会社が旅館の再生事業や軽井沢でリゾート開発します?
賃料収入は都心を中心に40~50件!!の物件を保有し賃貸ビジネスを行っているそうです。
不動産開発はLAで高級戸建て、スリランカ!では42階建てのマンションなども手掛けているそうです。
ベルーナさんのこの多角化ぶりは個人事業主としてもすごく参考になります。