ずらす

私の家の目の前にあるアパートの203号室が全然埋まりません。

もうすでに4ケ月近く空室でしょうか?

athomeで調べて見ると 10㎡で7万円。

家賃はちょっと高いのでしょうが、新築プレミアがついていることや品川駅へ徒歩圏の希少性も考慮しても、今までは すぐ埋まっていました。

コロナ禍の影響で都心の不動産賃貸マーケットに変調が来していることは想像に難くないと思います。

特にそれが顕著にあられているのが7万円~9万円程度のワンルームは大きな影響を受けているのではないでしょうか?

20~40代の独身でそこそこ高給なサラリーマンの人がリモートワークになって 郊外へ転出したり、FIREの影響か会社組織を離れて独立したりする動きもあるのでは?と想定しています。

この動きが定着するのか?一過性のもので終わるのか?はわかりませんが、これが定着すると 今後 この価格帯のワンルームは相当苦戦するでしょう。

あと 見逃してはいけないのが、新馬場駅から品川駅の周辺に賃貸マンションがものすごい増えました。定量的には調べる術はありませんが、いくら品川駅の再開発で需要は旺盛とは言え、立ちすぎている感は否めません。

品川でさえ こうなのですから、郊外は当然 これ以上に新しいマンション、アパートが立ってくるのでしょう。

以前から私は不動産賃貸業以外の事業を持ちましょうと言ってきましたし、実践していますが、不動産に関わる事業も「賃貸」以外のカテゴリーに着手していた方がいいと思います。

投資家Kちゃんが 以前は地方高利回りアパートを推奨していたのに、今ではすっかり三県(神奈川や千葉、埼玉)の区分の転売屋になったのは典型的ではないでしょうか?

私も都心区分ばかりだったのですが、かなりの値上がりでめぼしい物件が少なくなってきたこともあり、Kちゃんと同じく郊外に「転売」用の物件も買ってみました。

もちろん「業」で行うのではないので、大体的にはできませんが、数年に1戸程度売ったり 買ったりしてみようと思っています。

なんども言いますが、区分のいいところは、競合が増えすぎて賃貸需要が落ちたエリアの物件をこっそり売り抜けることが出来る”流動性の高さ”です。

「不動産投資は儲からないよね?」ってコンセンサスが出来上がると真っ先に売れなくなる、売りづらくなる”土地もの”とはここが一番違うのではないかと思います。

今は 「転売用区分」の他「駐車場」や「店舗」に買付を入れたり、「賃貸」以外の不動産をポートフォリオに加えようと思っています。

もちろん「賃貸」以外の不動産を加えることでポートフォリオの安定性と事業の”気づき”があることも期待しています。

よくいう事業ドメインの周辺領域に”ずらす”ってことをやっているんです。

もちろん 「賃貸」だけだとこれから起こる大地震にも壊滅的な打撃を受けることも想定しています。

不動産賃貸業(「賃貸」+α)+不動産以外の事業(物販以外に株の配当とかでもいいでしょう)で安定的に収益を上げることが出来れば、全然 早期退職して自分の時間を謳歌しつつ、将来の資産形成にも役立つと思いますよ。