築古戸建のリスクが顕在化してきましたね。

ここ数日 ツイッター界隈でDIY大家さんの傍若無人な振舞が話題になっています。

そもそも不動産賃貸業って入居者に安心安全な住居を提供し、その対価として家賃をいただいているんですよね?

この数年の 築古戸建てブームの中で、その原理原則・基本さえ忘れ、「安く買えたぜ。利回り30%達成」的な投資家目線の投資に成り下がっているような気がします。

よくマンション投資のデメリットとして 空室時にも管理費・修繕積立金がかかるという意見がありますが、必ずそういう人達には反論します。

「じゃ あなたのボロ戸建て、アパートには修繕計画書があり、年に1回、消防点検や排水管清掃などはやっているんですか?」

と問うと ほぼ100%の人が 修繕計画書もなく 修繕に無頓着であったり、定期的な点検さえしていないようです。

本当にそれで入居者の安心安全を担保できるのでしょうか?

まさに今回の知床の遊覧船の事故と同じ構図じゃないですかね?

入居者の安心安全の確保のためどころか、まずは自身が儲かればいい。

ボロ戸建て・アパートで修繕計画もない、年1回の各種点検もしない大家さんってあまり遊覧船の経営者のことを否定できないような気がしますよ。

もし 家の不具合で火災や事故が起き、入居者に不測の事態が起きた時に責任とれるのでしょうか?

アパートの階段崩落なんて おもしろおかしく築古の物件買ってたら誰でも直面するリスクだと思います。

もちろん 健美家や楽待などの不動産メディアや 情弱をカモにするキラキラ系大家の皆さんはこういうリスクはほぼ記事にしたり、しゃべったりしません。

たまたま楽待さんで「土地工作物責任」の記事が出てたのでお読みください。

築古戸建てやアパートは そういう入居者の安全性を損なる可能性がある、または高い投資であるということを認識するか、それを回避するために修繕計画を立てる、年1回の各種点検をしないと大きな禍が降りかかってくるかもしれません。

今回のこのツイートの盛り上がりでこういうリスクもあるということを再度認識された方がいいかもしれませんし、何かを契機にそのリスクが一気に顕在化してくるかもしれません。