帰国後すぐに参加したセミナー

水曜日に帰国し、通常生活に戻りました。それにしてもヨーロッパまでのフライトは年齢的にもきつくなってきました。

帰国後すぐピクテのセミナーに参加しました。ピクテについては2001年ごろにIPO欲しさに日興証券の本店に口座開設に行った際に、新入社員の営業からしきりに勧められたので今でもその名前を覚えていました。

今回のテーマは「50代から資産運用セミナー 市場の転換点に見る世界の富裕層の知恵」。プレゼンをしたのは「株・投信で2020年までに資産を倍にする法」の著者である糸島孝俊さん。

ピクテが言うことはすべてでありませんが、世界経済の動き、それに対する日本の経済の動きという流れの中での不動産投資であることは忘れてはなりません。不動産投資の成否は世界経済や日本経済の動向にも密接に関連していると思っています。

最近の不動産投資家の中には、世界経済?はあ?そんなの関係ないです。利回りの高い物件さえ買えればいいじゃないですか?という考えを持っている人が多くいるのに驚かされます。

私自身の経験で言っても、2008年のリーマンショックの直後の安く良質な物件を仕入れられたこと、2014年の円安時に華僑さんが高値で買ってくれ 売却で利益確定できたことなどは不動産投資をする上でうまく波に乗れたと思っています。(結果論かもしれませんが)

スイスの名門プライベートバンクであるピクテのセミナーの要点は以下の通りです。

・世界はもうインフレ、日本でさえ 物価があがっている。

・数年後にインフレがくる。インフレになった時のポートフォリオを持っているか?

・2019年から都内人口が減る。地価が下がるサイン。

・今の米中貿易戦争は、2月に中国が米国に対し満額回答すれば市場は暴騰、十分な回答でなければ暴落。

・数年後には日銀はETF・国債を買えなくなるだろう。国の信用がなくなったときは急激に円安になる。

・1997年と起点にして日本と米・英・ユーロ圏平均物価上昇率を見ると、日本はー0.8%に対し、米・英・ユーロ圏は+49.4.日本は相対的に貧困国になっている。

・不動産は不良資産?地方は人口減少が激しくインフレの流れについてこれないだろう。

・投資サイクルでいうと米国はすでに下落サイクル、日本はピーク。

・ダイナミックアロケーションとマルチアセットアロケーション投資戦略

・50代からの資産運用のポイント①全体資産の投資収益率ターゲットを2%以上にする。②広く分散投資③最先端の投資手法を導入する。④機動的に資産配分⑤時間分散

たまたま今年はロシアに行ったり、イギリス・フランスに行ったりしたので、日本が相対的に貧困国になっているというのは激しく同意です。だって日本のユニクロより海外のユニクロのほうがよっぽど高いです。北海道の土地が中国人に買われているのが話題になっていますが、日本はすでにそのようなポジションなのだと思います。

ピクテは 今後日本はインフレになるが、地方にはその波は届かないかもしれない。またファンドの投資収益率も2%を目標にしています。地方の不動産の15%がいかにありえない、いかに非現実的な数字かを表していると思います。

個人的にはピクテのマルチアセットアロケーションのポートフォリオが非常に参考になったので、自身でそのポートフォリオを作っていきたいと思っています。

ピクテは数年後 日本はインフレになると言っています。それが良いインフレか悪いインフレになるかは誰もわかりません。セオリーでは不動産や株などの資産を買ったり、金利を固定金利にしたり等言われていますが、何せ日本のインフレは30年~40年前。ということはほとんど多くの人はリアルに経験していないわけです。そんな時代にそなえるためにも、不動産以外にも経済セミナーにも参加し、資産保全する、その上で不動産投資を考えることは非常に有益だと思います。

今まで5部屋売却しましたが、4部屋はノムコムさん。当然買値より高値で売却していただきました。



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