私たちはなぜ働くのか?投資&倹約で生きるFIRE生活

昨日のクローズアップ現代見ました。

個人的に ああいう仕事をせずに楽しそうに遊んでいる姿をTVで見て勘違いする人が多く出ないで欲しいなあと思いました。

投資でFIREしました!けど老後の年金対策していません!!って人 続出しそうで怖いです。(60歳を前に一番関心があるのは毎月の年金の額です!)

このブログでは 楽しそうに世界をプラプラする姿(笑)を記事にする一方、投資のリスクや老後不安に対応する年金対策もちゃんと記事にしています。

あと数年経てば 財政もより厳しくなり生活保護も減額されて スキッドロウみたいな場所が日本各地で出てくるかもしれませんね。

たしかに閉塞した日本で なおかつ硬直した働き方(終身雇用や60歳での定年退職など)では 息が詰まる働き方しか出来なさそうです。

新卒でラッキーで大企業に入れて そこそこの給与もらってたら その地位を手放すのは(他の会社や他の仕事をして ほとんどの人がこれ以上の給与を100%もらえないわけですから)それは怖いですよね。

これが日本の会社で働かないおじさんが減らないのと、日本の労働市場が硬直化している根本的な原因なのは言うまでもありません。

(それに比べてアメリカのテック企業はどうですか?次のビッグウェイブに備えて準備してますよね。)

しかも サラリーマンの場合は いくら仕事にやりがいを感じていても 人事異動で年一回洗い替えで飛ばされたり、嫌な上司にあたることは日常的にあるわけですから 心休まる暇も無いのもわかります。

私の場合は 27年も同じ会社で働いてきました(新卒で大企業に入れてラッキー!)ので、他の社会・世間を見て見たいと思ったのが、一番のセミリタの動機でした。

もちろん投資はしていましたし、今もしていますが、会社を辞めるにあたり 倹約しようとはこれっぽっちも思っていませんし、経験には人一倍、人10倍金遣っているのは 読者の皆さんならご存じの通りです。

(だって人生は有限ですからね。来月死んじゃうことだってあるわけだから)

ある意味 同じ会社で働くことは幸せなことですが、今後 そういう社会は再び訪れないことを考えれば、違う社会に身を置くというのは 自分自身の成長のためには良かったと感じています。

あのまま 同じ会社にいたと思うと。。。。かなり((((;゚Д゚))))ガクガクブルブルですね。

(だって22歳になって 入社した会社のこと以外 他のこと 全く知らないんだもん。これはある意味世間しらずでかなり怖いです。現代版浦島太郎)

同じ会社に長く勤めるということは それだけその会社の空気も読めるようになるんでしょうが、予定調和が続くと刺激が無くなることには注意すべきですし、長く勤めた会社の常識は世の中の非常識であることが多々あることも留意すべきです。

また これから一斉に定年を迎えるバブル世代、もともと忍耐弱い今の若者のマインドを考えれば組織で働く人が減っていく世の中も当たり前になっていくのでしょう。

またああいうFIREという言葉でブランディングしている人達は単に”借金”して”田舎”に不動産を買っているだけですので、これから急激に進む人口減少、世帯減少、供給されつづける新規住宅という外部・競合環境の中 どうやって戦っていくのかは興味深いところです。

その周辺事業として情報発信事業をしている(こっちの方が儲かってたりして)のでしょうが、賢明な読者の方は一次情報を鵜呑みにすることなく、ご自身のライフプランや家庭環境等総合的な意思決定が望まれます。

個人的には市場が縮小する不動産で 空室を埋めるために時間を割くのは効率が悪いと思ってますし、セミリタ後は自身で ①楽しく②自身が興味があり③”伸びている市場”で事業をされるのが一番良いと思っています。

(もちろんスモールスタートが原則ですし、何億も借金などしてはいけませんよ)

「FIRE」という言葉自体は 離職者が増える環境(静かなる退職)の中で、資産運用を当たり前にやっていかなきゃいけないという時流に乗ったキーワードなのかもしれませんね。

私は使いませんけど(笑)