新入社員がやってくる季節ですねえ。
貴社にも新人さんがやってきましたか?
今日は そんな私の新入社員時代のお話など
時は1991年。
24時間戦えますか?のリゲインのCMが一世を風靡し、まさに日本全体が好景気、世の中が夢と希望に溢れる時代に私は社会人になりました。
もちろん会社名等は書きませんが、もちろんみなさんご存じの会社です。
配属になった部署 実はエリートコースでした。
その課では男性社員が若手から課長まで私も含め10人くらいいたのですが、その後、執行役員までなられた先輩が3人もいらっしゃいます。
そんなエリートコースに配属された私ですが、仕事は当然のごとくハードでした。
なにせ寮から会社まで片道1時間半往復3時間かかります。追い打ちをかけるように新人は始業開始2時間前集合。
つまり9時始業なら7時まで出社していなければならないわけです。
出社が7時、通勤が1時間半だとだいたい5時半には寮を出ていたことになります。
漁師か?
もちろん 大きな仕事の場合 終電なんて当たり前。
良く寝すごして小田原まで行ったし、朝まで飲んでそのまま会社に行ったことも何度もあります。
1つ上の先輩なんて ビルの宿直員さんの仮眠室で寝泊まりしてた先輩もいました。
だいたい1991年のサラリーマンなんてまだ猛烈に働く習慣が残ってたんじゃないでしょうかね。
体育会の社風だったので、廊下で私より1つ上の先輩がさらに上の先輩に往復ビンタなんてされてもいましたね。
そういうの普通でした。
今じゃ考えられん!でしょう?
エリートコースだったのは、良かったのですが、当時の4つ上の上司が史上最悪でした。
27年会社勤めして もっともソリが合わなかった上司かもしれません。
新入社員が一番最初の上司とソリが合わないなんて史上最低ですよ。
もちろん 一緒に仕事帰りに食事に行ったことなどありません。
私は何度もしましたけどね。
当然 酒飲みながら悩みを聞いてあげたり、相談してあげたり、人として普通のことだと思いますけど。
当然 彼はものすごい上昇志向が強い。
そ、権力も持っている人には弱く、権力を持たない人には圧倒的に強いわけです。
貴社にもきっといるでしょう?(笑)
ある年末の大きな仕事の仕込みの時「おい、ぴおほう、あれをそっちにやっておいて!」みたいな指示が出たわけです。
私 それにカチーン。
「はあ?それじゃぜんぜんわかんねえよ。ちゃんと指示出せよ」
とキレてしまったのです(笑)
もちろん あたり一面凍りつきました。
なんとか年内を終わらせ、翌4月に晴れて私は他部署へ異動になりました。
それ瞬間 エリートコースの夢がもろくも崩れさりましたとさ。(爆)
どっちが悪いそっちが悪いじゃなく ただ相性が悪かったんでしょうね。
大企業のサラリーマンさんは毎年の人事異動でそういう恐怖とも戦っているんだと思います。
でソリの合わなかった新入社員時の上司
SNSで以下のような文章が目に入ってきました。
相変わらず頭悪いですね(笑)
彼はその後30過ぎで部長になり、現在ではデジタル部門のナンバー3くらい。(トップは執行役員なので現場では責任者で年収は1600万くらいじゃないですかね)
そもそも責任者がこういう文章を誰でも見れるSNSにアップします?
普通 社内のメールレベルじゃないですかね。
ちょっと協業先にも大変失礼なことだと思います。
「多分 3年間の進捗率は業界ではどこにも負けないくらいの出来」って何なんですかね(笑)
多分(失笑)くらい(爆)
残念ながらそのサービス MJでは見ましたが、世の中に全然浸透してませんから!
そんなに愛情があるのなら、会社に直談判して 転籍するから会社を任せて欲しいとか情熱はないんですかね。
結局サラリーマン根性の”逃げ””甘え”がどこかにあるんですよ。
こういう人がトップの組織が 昨日の食べチョクの社長やクラシルのdelyの社長など若き起業家たちの”情熱”や”思い゛”覚悟”に勝てると思ってるんですかね。
勘違いも甚だしいです。
彼は3流大卒で父親は同じ会社の元役員、そバリバリの縁故採用なわけです。
縁故採用なんて世の中にもうないですよね。当然。
だいたい 大企業の新規事業がうまくいかないのは、当然だと言えば当然だと思います。
そんな新人で最も最悪な上司に絶望した私ですが、執行役員になられた先輩からは30数年たっても忘れられないお言葉をいただきました。
「ぴおほう、もしお前がこの世界で生きていくんなら、絶対にこれとこれはやっとけよ。あと休みの日は町へ出てよく〇〇をウォッチしとけよ」
とほとんど口もきいてくれなかった(観察してたんでしょう)ですが、真剣な表情でアドバイスいただきましたし、
もう一人の執行役員になられた先輩からは、よく出社すぐに怒られました。
「ぴおほう、今日の綿の値段はいくらだ!」
もちろん 日経は持ち歩いてましたが、「は?綿の値段?」と頭が混乱し、「わかりません」と答えると
もう凄い勢いで怒りだす(笑)
もちろん 怒った後にはこういう理由でその質問をしたんだってフォローはありました。
でも今思い返してみると 怒られた方が人間は成長すると思います。年取ったら誰も怒ってくれないですから。
昔は「怒られるうちが花」なんて言葉がありましたが、今ではちょっとでも怒るとすぐパワハラ!になりますよね。
大変な時代ですねえ。
頑張れ!新入社員。頑張れ!中間管理職!