アントニオ猪木さんがお亡くなりになられました。
70年後半~80年代に青春時代を送った私にとっては常に「強さ」の象徴であり、次は何が起きるのだろうといつもドキドキされられる存在が猪木さんでした。
40代~60代の男性の多くは この猪木さんの魔力に魅了されてきたのではないでしょうか?
自身が無力な小さいなころから 無敵の「強さ」や「すごさ」に憧れる。
こういう経験をしてきたことを幸せに思います。
翻って 今の子供たちには「強さ」に憧れることは減っていると感じます。
「強さ」や「すごさ」はもう現実社会ではなく スマホの画面の中でのことかもしれませんし、もう「強さ」が求められる時代ではないのかもしれません。
27年勤めた会社を辞める時も 数字的な裏付けがあるものの、どんなことが待ち受けているかわからない正体不明の不安がありました。
その時 猪木さんのこの言葉になんど勇気づけられたことか
この道を行けばどうなるものか
危ぶむなかれ
危ぶめば道はなし
踏み出せば
その一足が道となり
その一足が道となる
迷わずいけよ
行けばわかるさ
「迷わずいけよ 行けばわかるさ」
「迷わず行かない」現状維持を望む大人がどれだけ増えたのでしょうか?
これが長期的な日本の停滞につながっていると思います。
猪木さんの有名な上のセリフの前に猪木さんは言っています。
人は歩みを止めたとき
挑戦をあきらめたときに
年老いていくのだ。
あゆみと止め、挑戦をあきらめた大人が増える限り、うまくいかないと国のせい、会社のせい、社会のせいにする風潮に今後も拍車がかかっていくでしょう。
猪木さんが残してきたもの その精神性は日本人がいつまでも語り継いでいかないものなんだと思います。
猪木さん 長い闘病生活お疲れさまでした。
安らかにお休みください。
ありがとう!
合掌。