前回に続いて私の確定拠出年金の詳細について投稿します。
なお 確定拠出年金の詳細(メリット、デメリット)については、各種サイトで出ていると思いますのでぐぐってそちらでご確認ください。
私の確定拠出年金の運用については、投資をするにあたって 失敗も複数あるため 示唆に富んだものになっています。
何度もいいますが、生きている長い間にわたって「投資」と付き合っていくなら、若いうちに 「大」失敗しない程度の失敗をすることをお勧めします。
特にサラリーマンのうちなら 安定した収入があるのでリカバリーが可能です。
こういう失敗をして免疫ができていないと年取ってからの失敗はリカバリーが難しくなります。
前回お話したように確定拠出年金は「長い期間」「たくさんの金額」をしなければなりません。
私の場合 会社が確定拠出年金を導入したのが、2004年でした。
その前の確定給付年金時代も合わせ なんと23年11ケ月という長期間加入していました。
退職時の成績は
拠出金累計 8,016,076円
給付累計 10,510,230円
と +2,494,154円でした。
アベノミクスでそこそこ資産を増やせた結果ですね。
会社を退職してそろそろ1年半ですが、その結果はこんな感じです。
ほとんど増えてません(泣)
それどころか 全然 マイナスやん。
ここ最近の堅調な株価も考えてもありえません。
見てもらえればわかるように、唯一足を引っ張っているのは「ひふみ年金」です。
もう最悪です。これ。
藤野英人さんはfacebookでふざけた書き込みなんかせずに成績あげてくれよと痛切に思います。
当然 これは私にも反省すべき点があります。
まず 1000万強をSBI証券に移管する際、本来は「時期を分散」して買い付けなきゃいけないのにまとめて 買ってしまったんですよね。
これは多いに反省です。
こういうまとめて資金を動かすときの鉄則を破ってしまいました。
分散 ぶんさん ブンサン BUNSANです。
藤野さんがカンブリア宮殿に出演して、ちょっと藤野さんに惚れすぎたことと、今まで 会社のつまならいかつ少ない商品しかなかったのが 商品数が多彩(当時)なSBI証券へ移管して 興奮してしまい、ひふみにたくさんを入れすぎました。
商品の選定にもう少し慎重になるべきでした。
もう一つの反省は昨年の12月の暴落で 900万台になったときに狼狽して定期預金にスウィッチングしてしまったこと。
しかもこの定期預金の商品が、SBIの確定拠出年金商品の大リストラで将来的な削除商品だったってこと。
定期預金で元本確保のはずが マイナスになってしまいました。
スウィッチングには慎重にしなければならないのと、商品数の多彩さがSBI証券の魅力だったのに、なぜか金融庁のお達しという訳のわからない理由で 商品の削減の被害をもろに受けてしまいました。
確定拠出年金は60歳(将来的には65歳でしょうね)というゴールに向けて収益を最大化しなければなりません。
昨年12月の大暴落は私自身良い経験になりましたし、51歳の今 定期に移して 次回の暴落時いに最後の買い向かいたいと思っていますし、景気が長期低迷するリスクも考えても今は定期が一番心地良いと思います。
最後に確定拠出年金の拠出額が毎月23,000円しか出来ないことも誤算でした。
会社を辞める前には 確定拠出年金を毎月68,000円するシュミレーションをしていたのですが、会社を辞める前に会社を作って厚生年金に入っていたため、結果的に23,000円しか拠出できなかったのは多いに反省しなければなりません。
毎月68,000円拠出できる条件として「自営業であること」だけを鵜呑みにして、「厚生年金を払っている人は除く」という条件があるのに全然気づきませんでした(汗)
不動産購入後(前も含む)安易な会社設立に警鐘を鳴らすのはこのためです。(専業主婦の奥さんを社長にできる人はそれがベストでしょう)
考えても見てください。
毎月の拠出額が3倍も違うんですよ。3倍も!
(当然失業保険もらえなくリスクなど考えたら、会社作るのはデメリットのほうが多いような気がします)
ただ あと約8年後に1000万以上の現金を手にできる事実は セミリタイアするにあたって背中を押してもらいましたし、これがなければちょっと心もとなかったかもしれません。
まあ 1000万なんて あっという間になくなりそうですけどね。
昨日と今日にわたり、確定拠出年金について書いてきましたが、不動産投資のような「不確実」なものに 多額の借り入れをして投資するより、確定拠出年金のような「確実」なものを優先しなければならないことは言うまでもありませんし、確定拠出年金などでベースを作ったうえで 不動産投資をすることは資産形成でもっとも重要なことかもしれません。