不動産投資やるくらいなら、確定拠出年金やりなさいといつも言っています。
ドルコストでの積み立てが最強ですからね。
そんな確定拠出年金は”ほったらかし”投資の代名詞。
ただ昨年5月に「確定拠出年金法等の改正」があったことをご存知の方は少ないというか ほとんどいないのではないでしょうか?
この改正の中で「運用の方法の上限数設定」というのがあります。
運用商品を35本以下にしなさいというもの。
なぜ 国の主導で 運用する金融商品を35以下という中途半端な数にしなければならないでしょうか?
お暇な役人さんのロジックは 商品が多すぎて選びにくいということなのですが、それは民間が運用すればいいだけであって、何も 国が強制力をもって”35以下”にするのは横暴以外の何物でもありません。
このへんにも国の規制を入れることないと思うんだけどなあ。
今 私はSBI証券で確定拠出年金をしているのですが、現在67ある商品が強制的に35以下にされ、除外された商品を持っている人は その時点で損益が確定されていしまいます。
私の場合は 昨年12月の株が暴落した影響で 今年の2月に元本確保型の商品にスウィッチングしたばかりでした。
5年満期なので、元本確保型とはいえ、現在はマイナスの損益なわけです。
国からの運用商品削減のお達しで、SBIの商品のうち ほぼ半数が強制的に損益が確定されてしまいます。
半数ですよ。半数!!
多くの人が知らない間に損失が確定されたりすることもあって、これって重要な問題だと思うんですけどねえ。
恐らく 誰もそんな通知ハガキなんて見ていないでしょう。
そもそもなんで国が商品数を35以下にしろなんて強制するのか意味がわかりません。
積み立てNISAのように制度が出来立てのころに規制するのは仕方がないと思いますが、すでに何十年もやっている確定拠出年金で 今さら なぜこんな悪法を取り入れるのでしょうか?
なんか利権でもあるのかなあ?
確定拠出年金は ほったらかし投資の代名詞ですが、たまにはチェックしないと 赤字がそのまま”確定”されてたことにもなりかねません。
今一度 御自身の確定拠出年金の中身、内容をチェックされることをお勧めします。