先日 27年間勤めていた会社の同期がTVで放送されていました。
彼女は役員になる一歩手前で 多くの部下を束ね 職場をまとめているというシーンでした。
同じ会社でも 同期がどんな仕事ぶりなのか 噂はもれ伝わってきますが、同じ部署にならなければ どういう働きぶりなのかはほぼわからないじゃないですか?
彼女が多くの部下を叱咤激励する姿、見事なスピーチ、彼女を尊敬のまなざしで見つめるたくさんの部下の表情がとても印象的でした。
もちろん 彼女の社内での評判は聞いていましたが、一緒に仕事したことが無かったので まさかTVを通じて 彼女の仕事ぶりが見れるとは思いませんでした。
職場ではもちろん多くの人と一緒に仕事をしていかなければなりません。
そこで尊敬できる先輩や上司、気の合う同僚、(ひょっとして未来の配偶者)などと出会えれば その人のキャリアにとって貴重なものになるでしょうし、おそらくそういう職場は雰囲気もいいのでしょう。
また 50歳を過ぎてくると 今度はそういう職場や社内の雰囲気づくりをしていかなければならない立場になってきて、社内で求められる役割も年とともに変わってきます。
TVに映る同期の姿を見て 僭越ながら仕事を通して成長しているなあと実感することができ、感動してしまいましたし、今は組織を離れていますが、頑張っている彼女の姿をみて大いに刺激をもらいました。
(入社時は、研修で居眠りするようなダメな奴だったんです)
脚色された映像では無かったのですが、ああいう仲間とともになにかを作り上げていく。そんなシーンはやはりサラリーマンで無いと味わえない醍醐味ですよね。
私のプロフィール欄にも書いてありますが、残念ながら若くしてFIREする人たちには、年金も無ければ、仕事を通じてこういう貴重な経験をする機会が永遠にありません。
仕事を通じて学ぶことが無いなんて 一体なぜそうなったのでしょうか?どこで誤った道に進んでしまったのでしょうか?と貴方の親御さん、奥さんは心配にならないのでしょうか?
若くしてFIREするのも多いに結構ですが、ご自身の仕事を通じて成長すること、オリジナルのスキルを身に着けること、ビジネスの常識を身に着けること、そういう当たり前のことを身に着けることがFIREする前に必要なのではないかと思います。
だってFIREしたら そういう”学ぶ”機会を一気に失うわけですからね。
同期が働いている姿をみて、かなり刺激をもらったと同時に、いろいろな価値観の人の力を最大限発揮させ 同じ目標に向かって、一緒にものを作り上げていく。
そういう働き方もいいもんですねえ。
もちろん 同じような思考の人とばかりつるむよりよっぽど難易度が高いと思いますし、成果物もよっぽど立派なものが出来ると思いますよ。