正月休みに読みたい本に不動産関係はありませんと断言していましたが、
直近で2冊読みましたので レビューします。
[amazonjs asin=”4776212528″ locale=”JP” title=”高い家賃なのにいつも満室になる人気物件のつくり方 一芸物件”]
たしかに人口減少が著しく進む郊外物件ではこういう一芸物件でないと生き残れないかもしれません。
ガレージハウス
猫専用アパート
定食屋付アパート
キャコン付アパート(キャリアコンサルタント)
DIYし放題アパート
カレーシェアハウス
家庭菜園付きアパート
等々
豊富な事例が紹介されています。
入居者から見れば これたしかに尖ったアパートですが、他の不動産投資家に”将来”に渡って”真似”されないでしょうか?
真似することは簡単で、有名なところではガレージハウスは ペリカンさんなんかもやっていらっしゃいますね。
施工業者がパッケージにして売り出して ガレージばかりなんてことにならないですか?
また尖ったアパートって出口はどうなんでしょうか?
私的には人口減少の大波は抗うことなく、順張りでやりたい派なので、個性的な物件には食指が動きません。
(私のアパートは新宿駅から各停4駅なのでその必要もありませんが)
この本で気になったのがマーケティングの4C
フレームワークの3Cならご存じの方多いですが、読者の方は4Cご存じですか?
twitterで話題の「4℃」じゃないですよw
また大学近くの物件お持ちなので 同じような境遇の人も参考になるかもしれませんね。
本の中で「リスクの大きいワンルームマンション投資」とあります。
その理由として
①金利が5%云々・・・すいません。今は金利5%もするんですか?ライフでも4,3%でした。また今はキャッシュで買う方が何倍も経営は安定します。
②ワンルームは1室単位なので空室が出たら家賃収入はゼロになります。
私のように9部屋の区分があれば1部屋空いても何の影響もありませんし、エリアもそれだけ分散していれば、賃貸需要が著しく減退した時にはこっそり売却し、他のエリアに買い直すこともできます。
③中古の優良物件はごくまれにしか市場に出てこないので、出会うことは難しい。
誰が市場をコントロールしているのでしょうか?売り時をコントロールできる方法はありませんし、ネットで十分掘り出し物出てきます。
あとは目利き力があるかないかですね。
一棟ものの大家さんで 管理費・修繕積立金は無駄で 利回り下がる的な発想をする方もいらっしゃいますが、この著者の方も、セミリタした後、物件をご自身で掃除されているようです。私は管理費を払うことで掃除等の雑務を外部に委託し、その時間で不動産賃貸業以外の他事業で利益を生むほうが生産的だと考えています。
掃除をして 毎月50万円の売上が増加するなら別ですが、私はトップラインを上げることが経営者としての務めとしているのでそこにはあえて否定的です。
あと入居者と直接触れ合うのも、昨今の物騒な事件が起きていることを考えると。。。(笑)
地方や郊外のアパートを持っている人、持ちたい人(いるのか?)は参考になるのではないでしょうか?
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これは禁断の書(笑)
私 中長期で蒲田周辺に自宅を建てる計画があります。
そんな方 これから土地から建物を建てる人にはこの本は参考になります。
よくtwitterで土地から建てた云々でマウント取る人がいますが、あの人達って数棟建てただけの素人さんですよね。
この著者の方はCMr(コンストラクションマネージャー)なので 建物を建てる際の依頼するポイント・コスト削減のポイントなど経験が豊富です。
もちろん業としてされているので、サラリーマンの方が片手でやるのとは情報量・ノウハウが全く違います。
そのノウハウが惜しげもなく書かれていますので、特にこの本はお勧めできます。
直近建物を立てなくても 私のように大規模修繕やる際の分解見積もりの取り方等は参考になりました。