良著4冊

今年は まだ空室になっていないので、不動産関連は全く動きがありません。

奇跡的に5年間空室が無かった再現を祈っています。

さて そんなこんなで読書三昧の日々で 気になった良著4冊をご紹介です。

[amazonjs asin=”B089JWWXKQ” locale=”JP” title=”日本一わかりやすい ひとり社長の節税”]

これから脅威の増税ラッシュが待ち構えていることは間違いありませんし、ターゲットにされるのが 何も抵抗できないサラリーマンであることも間違いありません。

そんな中で少しでも手取りを残そうと 節税のため会社を設立しようとするサラリーマンが増えているようです。

会社の設立、運営について、ネットの情報は嘘であったり、古かったりで参考になりませんし、してはいけません。

例えば 資本金はいくらくらいが良いでしょうか?

役員報酬で法人税がハネあがるラインはいくらでしょうか?

等々実践的な内容が本書にたくさん書いてあります。

当然 著者は税理士が本職で 誤ったことは書けないでしょうから、ネット等の情報より精度は3000%以上高いです。

個人的には、サラリーマンが節税のために会社を作ることはよく考えた方がいいと思います。会社の副業規定や、税金の捕捉(マイナンバーの口座紐付け等)、今後の情勢が全くわからないからです。(厳しくなることはあっても緩くなることは1000%ありません)

会社や上司から痛くもない腹を探られるのも居心地が良いとは思いませんが。。。

何度もいいますが、在職中に会社を本人名義で作ると失業保険は需給できません。

厳密には職安で申請出来ますが、あの雰囲気で申請書を出す人は ほぼ犯罪するのと同義でしょうね。

(ただ 今の日本人はお金をもらえることは違法すれすれでももらうのが当たり前になってきてますからねえ)

[amazonjs asin=”4534052782″ locale=”JP” title=”社長のための「中小企業の決算書」読み方・活かし方”]

5年前くらいの古い本ですが、なかなかの良著です。

私も創業後3年ですが、「きれいな決算書」というのがいまいちわかりません。

黒字にするのは当たり前ですが、前年と本年のPLとBSを並べて ここの数値がどうなった、今後どうする的なイメージは 会社を経営する以上持っておきたいものです。

私の簿記2級のレベルでは知識量が圧倒的に足りないですし、本書に書いてある役員貸付金の取り扱い等今まで気づかなかった点も多かったです。

来年から顧問をお願いする予定の会計士、税理士にも「借入したつもりはないのに、短期借入金が増えているんですが。。」と質問したら、「あっこれは〇〇なので、BS上は大きく問題になることはないですね」等 PLとBSの話が出来そうなので、勉強させていただきたいと思っています。

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ヤフーの井上雅博さんの自伝です。

今はFIREの影響か 早期にリタイアしたい若者が多いですねえ。 なにやら 第二次大戦時の神風特攻隊員にも近い 若者特有の”熱”を感じま...

先日も記事にしましたが、今の若者は資産運用やyoutube,プログラマーなどの副業の収入で、FIREしたい人が多すぎると思っています。

今後 インデックスや米国株、高配当株はどうなるかはわかりませんし、世界恐慌の時にように数年にわたり、株価が低迷することだって、ありえないことではありません。

そういう「安易」なFIREより 井上さんのようにベンチャーで上場し、ストックオプションを得た方が桁違いの資産をきづくことが出来ますし、枕を高くして寝れることは間違いありません。

しかも、ヤフーのような社会インフラまでに昇華した企業であれば、会社の成長を楽しみながら(もちろん苦痛もあるでしょうが)、仲間とともに作り上げるという仕事の最大の醍醐味を味わうことも可能です。

井上さん自身は普通の都立高校から東京理科大と際立って高学歴という訳ではありませんが、どうやってその「運」を引き寄せたのかは非常に興味深かったです。

もちろん「運」だけでなく、実力もないとダメですが、そういう「運」を引き寄せるのも実力のうちですし、井上さんがどういう会社に新卒で就職し、孫さんとの出会い、ヤフージャパンの社長になるまでの道程が参考になりました。

セミリタについても 井上さんが55歳でセミリタイアを考えてたところは その引き際を含め共感を覚えました。

あんなに資産があって、趣味に没頭してた様は セミリタ「後」を考える意味でもおすすめできます。

[amazonjs asin=”B0888G1FVY” locale=”JP” title=”業界破壊企業~第二のGAFAを狙う革新者たち~ (光文社新書)”]

著者の斎藤さんは 実際自分で起業されていたので、普通に大学の先生が書く本よりリアリティがあります。

本書ではアメリカの最新イノベーション起業「ディスラプター50」が紹介されています。

糖尿病の薬を減らすことをコミットする企業や、株界隈では有名なロビンフッドも紹介されています。

ロビンフッドは手数料無料以外にも、お金の貸付なんかもやってるんですねえ。

最低月6ドルの月額費用を払えば1000ドルまで融資してもらえるなんて、借金大好きな人にはたまらないですね。

最終章で このようなスケールアップを目指した野心的な起業より「幸せの連鎖を生むサスティナブルな起業」を提唱されていますが、今の「野心がない」「中国や北朝鮮よりよっぽど社会主義っぽい」日本ではこういう新しい起業の形の方が適しているですかねえ。

昨日のNEWSの手越さんの記者会見、私的には好感度あがりましたねえ。

彼のような才能のある人は、ジャニーズの枠の中に留まっているべきではないですし、もったいないですよね。

どんどん日本のカルチャーを世界に発信してもらいたいものです。

本当はこういう野心溢れる若者がどんどん増えてくれば日本もよくなると思うんですけどねえ。

しっかし相変わらず不動産投資の本 ないですねえ(笑)