【書評】起業3部作 起業にまつわる3冊


昔から3部作好きですよねえ。

僕にとっての3部作は漱石の「三四郎」「門」「それから」なんですが、村上春樹の「羊3部作」や津本陽の「夢3部作」なんてのもあるんですねえ。

さて 今回は起業にまつわる本を読んでみましたのでその書評など

まず話題のこれ

なんか起業のハードルを随分下げた本ですねえ。

「いつもやっている行為をお金に換える」という発想は「しょぼい起業」の基本的な考え方の一つです。これを「生活の資本家」(コストの資本化)と呼ぶ。

あと「生活・資産の労働力化」などはこれからのトレンドかなあ。と。みなさんの周りにもしょぼい居酒屋で地元のおっちゃんが飲んでる店って多くないですか?

ユニクロの柳井さんが自ら「チェーン店は終わり」って言ったように、こういう街に溶け込んだ、土着のコミュニティ的な店(飲み屋やリサイクルショップ等)はこれから間違いなく増えていくと思います。

私が住んでいる品川もこういうパン屋や カフェなどの個店が増えてきています。

ただ 著書のえらいてんちょうさんはすでに複数の企業を経営されているので、ちょっと上から目線なのが気になりましたし、ご本人の人懐っこい性格(たぶん)と 小さなお子さんがいるというメリットも大きいと思いましたね。

小さい子供がいると 親同士のコミュニティ出来やすいじゃないっすか?

これをそのまま真似するのはちょっと難しいかなあ。

今回 かなり期待していたのが この「入門 起業の科学」

前号の「起業の科学 スタートアップサイエンス」は 起業に関する中では最も秀逸だと思い

ます。

アマゾンのレビューにも「ここまで落とし込まないと起業ってできないんですね」と書いてあるように、かなりロジカルに考えないと起業って出来ないなあと自信を喪失するかも。

今回は入門編ということで かなり期待値が高かったのですが、結論から言うと 前作のほうが読み応えありましたねえ。

「スタートアップ」270ページ 「入門」215ページとスタートアップの方がボリュームがあります。

これ読む順番が逆ですね。「入門→スタートアップサイエンス」の順番で読むことをお勧めします。

最後に

これ 予想外にいいです。

大企業勤務の方で 事業計画とか作って経験のある人なら あああるあると妙に納得してしまうイントロ。

サブタイトルにあるように「ふわっと考えていることをカタチにする5STEP」とあるように、非常にわかりやすく体系的に述べられています。

これ 別に起業を目指す人以外にも若いサラリーマンの人にもぜひ読んでもらいたい本です。

「ゼロの状況だからこそ自分で考える習慣がつく」

「ものごとを判断するときに自分なりの視点と勘どころがわかってくる」

「自分がすべてにかかわることで広い業務知識が身につく」

「何とかなるという自信と致命傷を避ける慎重さ」が身に着く

「会社、社会、組織など世の中の仕組みを理解できるようになる」

「社会や世の中、自分自身について考える時間が増える」

「これからは挑戦した人が評価され、活躍する時代になる」

P235にある薩摩の教え・男の順序

1何かに挑戦し、成功した者

2何かに挑戦し、失敗した者

3自ら挑戦しなかったが、挑戦した人の手助けをした者

4何もしなかった者

5何もせず 批判だけしている者

しらずしらずのうちに5になっていませんか?

事業を起こすことは、単一の業務だけではなく、幅広い業務の経験を複合的にできることに面白みがある。

修羅場体験を潜り抜けることで、確実に 精神的にもスキル的にも成長するという側面がある。

事業を起こすということは、全部 自分で責任を負う覚悟が必要なのです。

(以前 勤めていた会社では、お客から数千万のペナルティを食らって 事業部長がケロッとしていたのが信じられませんでした。)

全ての責任を負う覚悟がない人は 起業などしないほうがいいと思います。

数年前の不動産投資を煽る駄本や 今の副業ブームに便乗した駄本より このような良著を読んだほうがよっぽど役に立ちます。

あなたの血となり肉となり、高い教養を得られるでしょう。

それが永遠に続きます。間違いないです。

一方 ここ数年のブームを煽った不動産投資本の歴史的評価はどうでしょうか?

不動産投資を通じて幸せになった人も少数はいたと思いますが、多くの被害者を生んだことも事実です。

高利回り=高リスクであることを理解されていない残念な不動産投資家もいます。

まともな本を読み 社会的常識や知識、教養を身に着けたうえで 投資をしないと多くの被害者の一人になる可能性が高くなることは言うまでもないことです。

今まで5部屋売却しましたが、4部屋はノムコムさん。当然買値より高値で売却していただきました。



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