イーロンマスクが買収したtwitter社での強引な改革が話題になってますね。
このニュースを見て聞いて貴方はどう思いますか?
所詮外国のことでしょ?なんて思っている貴方 それは当事者意識が無さすぎです。
日本死ね!のツイートから端を発した保育所の増設。
もう都内は保育所だらけです。
そう短期間でガラッと景色が変わってしまいました。
不幸な事件でしたが、電通の若手社員が自殺した事件。
一気にホワイトカラー化が進みましたね(いいことか悪いことかは別ですが)
さてtwitter社の大量解雇ですが、日本の慣習に馴染まないのは承知していますが、誰も新卒一括採用、終身雇用、定年制度には???な感情をほとんどの方が持っていると思います。
日本経済がまだ躍進しているならいざしらず、年を追うごとに日本の凋落、世界の中での一人負けは顕著になっているわけです。
イーロンマスクがこの大改革で、twitter社の業績が一気に改善する、それに並行してtwitter社の日本法人社員が「解雇は無効」の訴訟をして敗訴になったりすると、一気に日本型雇用制度が崩壊する可能性もあると思ってます。
数年前もIBM社のリストラで解雇された社員が訴訟した問題がありました。
これがトリガーになるのでは?と日経の解説もありましたが、残念ながら社員の勝訴でした。
私個人的には50歳を過ぎて大企業内で生産性の低い人(いわゆる働かないおじさん)は強制的に解雇し、雇用の流動性を促し、その賃金を若い人に配分すべきだと思っています。
本人にとっても、周りにとっても 会社にとってもメリットだらけです。
①今の20~30代のサラリーマンは、70%以上がやりがいを感じないというアンケートがあるそうです。50歳以上で解雇された社員の報酬をこれからを担う若い人達に配分しやる気を醸成するとともに、かつ年取ってからも生産性を上げないと解雇されるという緊張感を与えるべきでしょう。
②解雇される中年社員にもメリットがあります。もちろん食い扶持が無くなるわけですから、自分で新たに食い扶持を見つけないといけないので、新たに職能を見につけたり、自分自身に気づきを与えることで新たにリボーンできるわけです。正直同じ会社に20年も働いているとはっきり行って世間知らずになりすぎですし、「稼ぐ」という本能的なことを忘れてしまっていると思います。
③解雇した中高年社員のポジションと賃金で 中途で異能な社員を採用してもいいと思います。例えば 就職氷河期世代の方を採用してもいいのではないでしょうか?そもそも22歳や23歳の時に「運」で就職できた人を定年まで雇わなければいけないこと自体がすごく変な話です。私の前会社にも「えっ この人早稲田の政経なの?慶応の経済なの?」的な人が多くいました。その地頭の良さを50歳過ぎて会社に貢献できないのに雇用している余裕はあるんですかね。
そもそも生産性が低い高いに関わらず 年齢によって定年、役職定年にすること自体が差別につながってますし、60歳すぎて生産性が高い人(役員になっているかどうは別)は引き続き雇用されるべきでだし、そうでない人はお引き取り願ったほうが 会社にとっても日本経済にとっても良いことだと思います。
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出井さんの本にも書いてあります。
ラジオ聞いてると 転職支援会社のCMで、
(採用企業人事担当者)
貴方は当社で何ができますか?
(転職希望者)
前職では部長でしたので、部長ができます。
的なCMが流れていますが、相変わらずこういうことが行われているのでしょう(笑)
そろそろ人事異動でソワソワしてくる季節ですが、イーロンマスクの大改革が日本のサラリーマンの働き方もガラッと変わるきっかけになるかもしれませんね。
PS 11月20日のフジTVの日曜報道でも放送していましたね。
リスキリングやったり、若手で業種を超えて官主導で交流会を催したり。。。国も経団連もなんだか雇用の流動化をしたくとしょうがないようですね。