最近 見た不動産の続きです。
都内はすでに買えない価格なので、必然的に郊外に行かざるを得なくなります。
なので交通費が往復2千円なんてザラです。
これなら 普通に車で行った方が安いかもしれませんね。
で場所なのですが、まずは京成線のユーカリが丘。
首都圏の人以外はご存じないかもしれませんが、山万という一企業が街づくりをしているので有名な町です。
なにやらイメージ先行でしたねえ。
たしかにちょっと小高い丘の上に町があり、地盤は良さそう。
ただ、駅が思ってたより小さいのと、近隣のイオンショッピングセンター見る限り、あまりAクラスのテナントも入っておらず、集客が苦戦している様子もうかがえます。
ほんと駅が想像以上に小さかったのはびっくりでした。
やはり駅は町の顔ですからね。
ここで第一印象が決まってしまいます。
平日昼間はやはり老人が目立ちますが、意外と小さなお子さんも目立ちましたね。
あとやはり上野まで1時間半ってのは 通勤するのはかなりしんどいし、成田空港などへ通う人もあまり多くはないでしょうねえ。
1990年代初頭に出来たタワマンだったのですが、ああタワマンってこういう風になるんだっていう点では興味深かったです。
山万が 人口や世帯減少の中で ユーカリが丘をどういう町づくりをしていくかは注目していますが、まだ投資するのはちょっと怖いかなあと思います。
もう一つ見たのは 田無の物件
田無は以前 花小金井に住んでたことがあるので土地勘があります。
都内一広い小金井公園がいいですよねえ。
この物件も値段的に安かったのですが、重要事項調査報告書を見た時点で転進しました。
なかなか良い物件は瞬殺なので、重要事項調査報告書をじっくり見る機会も無いと思いますが。。。
管理組合役員数=*1に「規約の定めに基づく役員数」とあります。
輪番制以外とありますので、この理事と監事で管理がされている状況がうかがわれます。
しかも管理組合役員の免除規定が「無」になっています。
ということは 理事と監事はほぼ固定で、絶大な権力を持っているのでしょう。
滞納も1,013,058円もあります。
1ケ月の管理費修繕積立金が15,754円ですから、一人の人が滞納してたら、64ケ月も滞納。複数人が滞納してたらさらに悪い状況ですね。
専有部分に関しても この理事たちの承認を取らなければなりません。
他のマンションでも 理事の承認が必要的な規約もありますが、ここまで独占的な権力の理事たちなら 多少の制約があるかもしれませんね。
長期修繕計画が「無」になってますが、これはもう致命的です。
投資用のワンルームであれば、まあしょうがないかとなりますが、ファミリー物件で長期修繕計画が「無」なんて 理事会で問題にならないのでしょうか?
理事3人がそんなにマンションの管理について知識がないのでしょうか?
建物が竣工された当時の書類も何も残ってませんね。
途中で管理会社が変わったのでしょうか?
管理会社が「日本ハウズイング」(笑)
ああ こりゃダメだ。
この管理会社であれば本当に注意が必要です。
よく見れば「安心お助け隊」も導入されています(爆)
重要事項調査報告書を読めば読むほど 物件を買う際の参考になりますので、時間があれば取り寄せてじっくり見ることをお勧めします。