現在 不動産賃貸業を開始して13年目で初めての大問題に直面しています。
この問題は、区分だろうと、一棟や戸建てに関わらず不動産で飯を食っている人にとっては
みなさんが直面しかねない大問題だと思っています。
実需で買ったファミリー区分があります。
問題はここで起こっています。
このマンションは一部上場企業の某ゼネコンさんが平成17年(2005年)に建てた新築マンションです。
当然 実需ですから、立地のほか、いろいろな条件を投資用に比べて精査するわけです。
(投資用でもメゾンドシリーズやトップなどは見向きもしません)
このマンションで信じられない事故が起きています。
築15年近く経ってますから、今年3月から足場を組んで大規模修繕をしていました。
その際になんと新築時にあるはずの「構造スリット」が多くの箇所で入っていないのがわかったんです。
さくら事務所さんのコラムにもあるように、構造スリットが無かった!少なかった!等の事例はないわけではないようです。
ただ 一見でわかるものでもないし、素人目では誰もわからず 新築建てるときは 建設会社、工務店などを信頼するしかないわけですよね。
ただ 今回 このマンションはこれだけでは終わりませんでした。
この構造スリットを増設、新設する際に、柱筋を誤って切断してしまったんです。
こんな単純なミスを有名なゼネコンさんがするもんなんですかねえ。
ちょっとあまりにもお粗末すぎて 信じられない気分です。
一度 管理組合とは別に そこの不動産会社に文句を言いに言ったのですが、そこの会社さん ブログにも書かないで欲しいといわれましたが、もう書いちゃいますw
台風19号の強風時にも 建物が崩れるんじゃないかと思い 気が気がなかったです。
今の当然 そこには多くのファミリーが住んでいるわけですから、即崩落するようなことはないと思いますが、9月に行われた説明会では、工事が終わる11月末までは安全性が担保されない旨の説明もあったようです。
20日(日)には 再度説明会があるらしく、今度は訴訟云々の気生臭い話も出ています。
(20日の説明会で安全性が担保されれば 賃貸募集はしていきます)
いずれにしろ 一部上場企業のゼネコンさんでもこの体たらくです。
不動産投資は 利回りや融資などの側面が強調され、さすがに建物の構造などはチェックできませんから これは不動産投資をするには大きなリスクと言わざるをえません。
ボロ戸建て、ボロ一棟などは問題ないでしょうが、これから新築する人には ぜひ工務店任せにせず、第三者機関等を入れて建物の構造までチェックすることを激しくお勧めします。