サラリーマン時代の悪夢再び

ほとんどのサラリーマン諸氏は 自分で判断できる範囲 権限は限りなく少ないと思います。

中小企業であればまだしも、大企業勤務ですと、自分がやっている業務がどう会社の利益やビジョンに貢献しているのかわからないという方も多いんじゃないでしょうか?

そんな環境に長くいて いきなり会社から放り出され 自分で事業をするようになると 自身ですべて判断し、すべての責任が自分に降りかかってくるわけです。

そのギャップは想像以上に激しいですから、これから会社を離れて事業を起こす人は 特に気をつけておいた方がいいと思います。

会社の失敗は他人のせいにできますが、自分の事業の失敗は誰のせいにもできませんよ。

私もサラリーマン時代、長く営業職で、理解のある上司のもと 自由に動ける職場環境だったのですが、もちろんサラリーマンですから、人事異動でそんな理想的な職場が永遠に続くわけがないわけです。

そんな自由なサラリーマン生活を長く謳歌してきましたが、辞める前はなかなか辛かったですねえ。

もちろんサラリーマンですから、新しい試みをしようとする時は、会議等でお伺いを立てるわけです。

今までは、おおそうか、頑張って!という雰囲気だったのですが、辞める前に 必ず私がやろうとすることにすべて否定する定年前のおっさんが同じチームになってしまったわけです。

彼は、「いやーアクセル踏む前に、ブレーキを踏む存在も必要ですから」が常套句。対案もないので、延々と無駄な会議の連打。

定年前で存在意義出さなきゃいけないのもわかるんですけど。。。

こうしてどんどんスピード感も失われていくわけですよ。

大企業では こういう事例 ほとんどあるんじゃないでしょうか?

閑話休題

先日 文京区の総会があり、出席してきました。

このマンション 駅近でファミ混購入以来8年間 ほとんど空室になったことがありません。

ただ課題があって、修繕積立金が2800万あるのですが、”修繕計画書がない”んですよ。

ですから、修繕が起きてから、毎回都度対応(戸建てか?)しており、、屋上防水等重要な箇所の修繕の計画が全く無いんです。

そんな状態で 管理会社が突然管理業務を止めたいという議案が。。。。

夏に契約更新して、11月の総会で、12月には契約を解除したいというかなりのスピード感(笑)

もちろん 代替の管理会社を探す時間的余裕もないわけです。

私も以前 管理会社を変更した経験がありますが、大手の3社+αで見積もりを取り、適正な価格、適正なサービスなど総合的な観点から管理会社を変えた経験があります。

でこんな混乱状態で登場するのが、そこに居住している古参の区分所有者(たぶん75歳以上)

このおじいさんがやっかいな存在なわけです。

なにせ 日中やることがないわけですから、辞める管理会社と結託して管理費増額の件などの議案書作ったり、新しい管理会社の候補を勝手に選定したりするわけです。

(理事長は一言もしゃべらないような人)

特に、この管理会社の選定に至っては、なぜこの3社なのか?どこに声かけしたのか?聞いても、管理会社は「それは答えられません」の一点張り。

また管理費増額の件も、管理費と修繕積立金のバランスで増額するか減額するか現状維持か判断すべきなのに、もう総会も このおじいさんと管理会社は、管理費のみをあげることにご執心。

(結局「大規模修繕はできません」という業者に決定しました)

確かに貴方は余命あと5年くらいかもしれないですけど、他の区分所有者や建物はこれから何十年も維持していかないといけないんですけどね。

いやー暴走老人も社会問題化しつつありますが、マンション管理も こういう暴走老人がいよいよ問題になってきていますね。

特に 最近 都心の区分はこういう老人の一人暮らしが増えていると感じます。

なにせやることがないから、過去の議案書等引っ張りだして、根拠のない主張をするわけですよ。

区分は管理を買えとは言われますが、これは買う前はわからないし、ファミ混の隠れたデメリットですね。

この区分 弁護士さんや一級建築士さんがいらっしゃり毎回総会にも出てもらってるのに、もうまったくもって宝の持ち腐れです。

先日の総会も3時間にわたる長期戦で、結局 管理費ばかり焦点があたり、結局大規模修繕などの話はほぼでず、一体、いつ長期修繕できるんでしょうか?(笑)

別に大規模修繕しなくていいので、最低限 修繕計画を立てたいものです。

こういうおじいさんが死ぬのを待つか、空室にはならないので、そのまま総会にもでずにスルーが賢明なんですかねえ。

なにせ 自分で決められない辛さを味わっています。

マンション管理士の資格があれば、はったり利かせられ、暴走老人対策になるんですけどね。。。