日本は先進国の中でもっともホワイトカラーの生産性の低い国になりました。
みなさんが金太郎飴になりたいお陰でチャレンジする人達もどんどん減ってきています。
子どもがなりたい職業が「サラリーマン」なんてなんて夢のない国になったのでしょうか？
もちろんベンチャービジネスを興そうなんて奇特な若者など他の先進国に比べて圧倒的に少ないのが現状です。
本当にこんな活力の無い国でこの国は一体どうなってしまうのでしょうか？
私は誰でも知っている企業に２７年も勤めてきましたが、大企業で管理職になっても何も権限はありませんし、その役職の代わりは他の誰でも勤まるし、紙切れ一枚でどこでも飛ばされる運命です。（もちろん これからは益々税金もがっぽり担わさる運命でもあります。）
正直私は５０代が会社を変えられるとは全く思っていませんので、なおさら今週放送の「ガイアの夜明け」が楽しみです。
私が勤めていた５０代のおじさんたち見てると 目立つことなく職場ではおとなしていたい（ただし働かなくても給料だけはもらいたい）と思うのが普通だと思います。
（これが働かないおじさんの実態で、大企業の勤務の経験のない人にはぜひ見せてあげたい）
「新卒一括採用」などやっていると、２２歳の就職活動時の”ラッキー”が永遠に享受できます。
もちろん２２歳の時点で優秀でも ５０歳になって全然使えねみたいな人も多くいるのに、解雇も出来ず そのことが若者の就業機会を奪っていますし、それこそ、やる気のない５０代を野放しにするくらいなら、新卒時に大企業に入れなかった若者や、生まれた年次が不運だっただけでまともに就職できない就職氷河期世代、又は優秀な外国人などにチャンスを与え 採用した方がよっぽど企業は活性化すると思いますけどね。
（金太郎飴じゃ世界と伍して戦えないのはわかったでしょう？）
私の勤めた会社でも、TVにもよく出る某県知事をされてた方の息子さんを中途で採用しましたが、（なにやら大卒後NYで起業し、その会社を売却し有名になったらしい）やはりこういう特異な存在は 会社の古い習慣やしがらみの中では全然活躍できないですね。
会社も転職者に「窓を開いている」というアピールはしたいんでしょうけど、それが本流にならないと会社の変革なんか到底無理でしょうね。
新しいことをやろうとするとだいたい抵抗勢力がいるのが大企業の宿命なんだと思いますよ。
先日もFBで私より２年遅れて早期退職した同期が、就職した会社を辞めるという報告がありました。
長い間 大企業のカルチャーに染まってしまうと、次の職場でうまくフィットするのは本当に難しいです。
もちろん 起業などは千倍難しいですし、５０歳過ぎて世の中へ放り出されると相当な艱難辛苦が待ち受けていることは間違いありません。
でもですねえ。
私個人的にはそういうチャレンジしている人の方がよっぽど人生の経験値が上がるし、それ以降の人生何があってもへこたれないというタフさが醸成されると思います。
何もチャレンジせず、自分のいいたいことも言えず、したいこともできず、会社に貢献も出来ないのに、ただ漫然と会社に行くよりはよっぽど素晴らしいのではないでしょうか？
もちろん そういう苦しんでいる姿を子どもに見せるのが一番の教育になるでしょうし、ただたんにATMみたいな存在になるよりよっぽど子供の教育にもよっぽど有意義だと思います。
何もチャレンジしないまま、何十年も同じ環境でどっぷり浸る。
うーん 早期退職した今は ”何年”も同じ会社しか知らないのは、これだけ世界が広くなったのにそれらを経験出来ないのは、せっかく生まれてきたのにもったいないなあと思います。（もちろん チャレンジすることや変化することが嫌いな人もいることでしょう）
６０歳や６５歳になったら 大好きな会社からも 無慈悲かつ無抵抗に放り出されます。その際の虚無感・喪失感ったら半端ないでしょうねえ。
貴方は会社のことを好きでも、会社は貴方のこと好きではないのかもしれません。
よく死ぬ間際に「悔いなく死にたい」と思うらしいですが、サラリーマンしか知らずに死んじゃったら まさにサラリーマンになるために生まれたきたようで、広い世の中を知らずに死んでしまって後悔はないんですかね。
そんな感じでサラリーマンも２７年経験でき、今はひたすら自分らしさ（嫌なことは徹底的にやらない）を追求できるセミリタ生活も両方が経験できることは相当幸福度は高いです。
私は５０歳で会社を去りましたので、５０歳以降で会社でどんな活躍が出来るのかTV放送を楽しみにしたいと思います。
PS 両学長のyoutubeで今回のブログに近い動画がアップされていましたのでご参考になると思います。
個人的には両学長の言う「稼ぐ力」を会社員をやりながら（時間を奪われながら）やるより、人より早く定年したので時間があるので、この時間を利用して稼ぐ力をどんどん身につければいいですね。