そうか 君も定年なのか

アメリカ企業のリストラが加速していますね。

これから不景気になるのを見越して体力の温存を図り、景気拡大期に一気に攻勢をかけるように感じています。

会社の経営から言えばそれが定石なのかもしれません。

翻って日本企業はどうでしょう?

なんだかどんよりした雰囲気ですね(笑)

今日もモーサテで「名目GDP日本はいまだにコロナ前の水準に回復せず」的な報道がありました。

そりゃ無理でしょう。

アメリカのようにダイナミズムは感じませんし、このまま何も決めれない、何も進まない現状維持大国日本のような気がしますね。

優秀で意識の高い若い人たちは、この動画のように準備をしているのでしょうけど、どれくらいの時間軸で終身雇用や年功序列が崩壊するのか、もう時間の問題なのは間違いないでしょう。

まあ 私のように後20年もすれば死んでる可能性が高い人間にはどうでもいい問題なのですが、小さなお子さんをお持ちの方などは当事者意識持って 新しい働き方に対応できる教育しとかないと、お子さんの世代で貧困に陥るのもかなり現実的な問題ではないかと思います。(もちろん国が貧しくなるということは 貧しくなる国民が圧倒的に増える現実があります)

(少子化対策って将来的に国防を担う人材を増やしたいのではないか?と勘ぐっています。現在でも1万5千人も自衛官足りないのに、防衛費倍にしたら、何人自衛官足りなくなるのでしょうかね?)

おっと話がずれました。

今週 誕生日を迎えました。

晴れて55歳になりました。

あのままサラリーマンをしていたら、定年まであと5年というところですね。

もうこの年になると JTCでは窓際族を謳歌できます。

ただ会社行ってるだけのような。。。

人によっては楽でいいやと思うかもしれませんが、たぶん私には相当苦痛だろうなあと思っていたでしょうね。

理由としては、

・会社員生活をずっと同じ企業だけで過ごすこと(四半世紀以上!!!)で 他の生き方が出来なかったのかという問題(時間は戻ってこない)

・権限も少なくなるので、その分若い人に譲った方がいいのではという感情

セミリタして5年ですが、会社員生活以外の生活(22歳以降初めての経験)を出来ているだけで 本当にセミリタして良かったと感じています。

先日も 某マンションの理事会で 某大企業系管理会社のフロントの人が

「実は私 8月で定年なんです。もちろん雇用延長もあるので、このまま働き続けることも出来るのですが、なにせフロントという仕事と社内の人間関係はストレスが溜まりやすいので60歳になったら定年します」

という話を聞きました。

で何するんですか?

と聞いたら

「いやー定年まであと半年ですが 何も考えていません。とりあえず宅建の資格があるので独立しようかなと思ってるくらいで、ダメなら働き口を見つけようと思っています」

それを聞いて私 一喝しましたよ(笑)

残念ながら 世間しらずのサラリーマン氏が60歳で独立してすぐ食べていけるほど世の中甘くないです。

何度も記事にしていますが、大企業の世間知らずのサラリーマン氏を騙そうと跋扈する悪い人達が沢山いますからね。

かぼちゃの馬車の事件や 不動産投資にまつわる投資詐欺など その典型です。

もちろん 仕事を探すと言っても60歳過ぎて スキルが無い人には仕事が簡単に見つからないのはいうまでもないことです。(アラビア語が出来るとか、税理士の資格を持ち実務経験も豊富等の人は別)

私の場合は 定年を10年早め 48歳くらいの頃から こういうビジネスで収益化したいというリストを何十も作っていましたが、55歳の今 収益化できているのは1つだけです。

それくらい打率は低いです。

定年はサラリーマンの一つの区切り(そもそも年齢で区切るのにも違和感。優秀な人は同じ賃金で雇うのが普通では?)。

会社離れてからの人生も長いですし、人の指示がないだけ自分で創造的かつ主体的に生きていかないと、楽だからという理由だけで、大企業の甘い蜜を吸って 雇用終了の65歳になって 健康年齢から考えてたったの5年しか好きなことが出来なかったなんてのはちょっと寂しい人生かなと個人的には感じています。

まあ それがいいと思う人が多いのが今の日本なんでしょうけど。。。