若年層のセミリタイア思考について考える

私がフォローしている人がそういうクラスターの人なので 特にそう思うのかもしれませんが

若い人がセミリタイアを思考している人が多くいるように感じます。

50歳とちょっと遅くセミリタイアしたセミリタの先輩から3点危惧していることを述べてみます。

①20万円の配当でセミリタははっきり言って不可能です。

20万円の配当でセミリタイアするのははっきり言って無理です。

山奥にこもって自給自足の生活にするのなら可能性はありますが、ある程度の都会に住んでいれば難しいでしょう。

食費を切り詰めたり、電気、水道、ガスなどインフラを安いプランに変えるなどは出来るでしょうが、PCや家電が壊れて買い替えるなどのトラブルは予算化していないでしょう?

家電の故障や買い替えは20万円配当収入でのセミリタにとっては大きな障害になると考えています。

また配当はご存知の通り、減配や無配になる可能性もあるため、収入が安定しないリスクがあります。

この20万円の配当と同時進行でワンルームマンション5部屋で20万円のキャシュフローがあればなおさら安定するですが、不動産で20万円のキャッシュフローを確保するのは時間がかかります。

高リスクを覚悟するのならば、北関東の一棟や古家を買えばいいのですが、それが果たして合理的な考え方(安く買ったはいいが、次に売れない、修繕費が莫大にかかる、当然 次の入居者が簡単に見つからない等)がどうかは各人の判断に委ねられると思います。

②セミリタ後に何をやるか考えていない人が多すぎる。

会社に行けば 何か仕事があります。何もなくても休憩室でしゃべっていることなどは許されないでしょう。

セミリタは すべて自分でアクションを起こさなければなりません。

毎日netflixでは早晩 飽きること間違いなしです。

独身者であれば 海外世界一周でもすれば時間は浪費できますが、ご家庭がある方は猶更 何をするのか配偶者によく相談しておかないと三行半を突き付けられかねません。

たぶん ここが一番難しいと思います。

1週間程度の休みでシュミレーションは出来ませんからね。

③若くしてセミリタするということは年金ももらう額が少なくなる。

年金財政については、今は総悲観論ですが、今後どうなるかは誰にもわかりません。

イギリスロンドンのように地下鉄に乗って、イギリス人、アラブ系、アフリカ系、アジア系、インド系など多様な人種が混在する社会が実現できていれば年金財政の新たな担い手が出現している可能性もあるので、将来は明るくなる可能性があるかもしれません。

一度セミリタすると おそらくAランクの企業にお勤めの方は 特殊なスキルや人脈がない限りAランク企業へ再就職することも難しく、賃金も大幅に下がる可能性も考えておかねばなりません。

①の配当収入や不動産収入もそれこそ何十年も維持できなければならないので、それも保証できないですよね。

以前にも書きましたが、70歳で安定的に稼ぐには相当難しいので、若くしてセミリタして年金がほとんどもらえないと悲劇的なことになりかねません。

若くしてセミリタに憧れることは悪いことではありませんが、当然リスクもありますので、やりたいことを明確化しなければ「あっ失敗した!」という事態につながりかねないのは言うまでもないことです。

今まで5部屋売却しましたが、4部屋はノムコムさん。当然買値より高値で売却していただきました。



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする