先日 某有名ブロガーさんがプチ炎上していました。
彼は地方、郊外高利回り物件を持っているのですが、人口減少のトレンドの中、不動産投資をするのも全く影響ありませんとの論調に対して 炎上したというパターン。
その某有名ブロガーさんが言う 人口減でも地方高利回りが成り立つ根拠は下記の2つ
人口減少エリアでも勝てる条件として
①物件を安く買うこと
②入居者がつくエリアであること
あーあいっちゃいましたねえ。
不動産投資は1年や2年で終わる事業ではありません。
これよーく認識してください。下手すれば死ぬまで永遠とお付き合いする可能性もあるわけです。
私も38歳から始め(勉強は2年くらい)すでに13年経ちました。70歳まで物件を保有するとして32年も経営をしていくことになるわけです。
32年ですよ。
32年。
32年後 そのエリアにどんな世界が待っています?
32年じゃなくても20年後、あなたが投資しようとしているエリアはどうなっているでしょうか?
この想像力を働かせることが重要です。
その有名ブロガーさん キャリアは5年程度 そう融資がジャブジャブの時に地方、高利回り物件を買っているわけです。
①の物件価格も②のエリアもそれ いつまで続きます?ってことです。
うちの親戚で広島の郊外の誰も住んでいない戸建てがあるんですが、こういうのが周辺にどんどん増えていくわけです。
20年後?それはその地域は無くなる勢いじゃないでしょうかねえ。
もし ショッピングセンターなどの商業施設等があって生活利便性が良いエリアであったとしても なぜ大東さんなどの大手企業が参入してこないんでしょうか?
なにか 建物規制があるなどの参入障壁があるのでしょうか?
早晩 そんなおいしいエリアがあっても すぐレッドーオーシャンになることは明白だと思います。
しかもそんな地方、郊外エリアに融資を付けて買うことが重要だと。。。
うわ。ちょっと俺には無理です。
「落ちてくるナイフを掴むな」
この相場格言に逆らう投資行動。
ここ数年のバブルの頃に不動産投資を始められて 今は儲かっているでしょうが、これが何年続くかですよねえ。
あと2010年~12年ごろ、華僑はじめ 外国人の日本の不動産買いのトレンドがありましたよね。
投資にめざとい華僑がそういう地方、郊外、高利回りに見向きもしなかったのはなぜでしょうか?
彼らの嗅覚としてこりゃ投資にならんと判断してるんだと思います。
だって世界的に不動産の利回りは3~5%前後(香港や台北は1%台とも)と言われているのに、もし本当のおいしい20%の利回りがあれば 彼らがまずやってくると思いますよ。
まあ 華僑より優秀だという自負があれば別ですが、私は台湾人の華僑の友達がいますが、あの人たちの情報力は半端ないです。
コテコテの日本人ではまず勝てません。
あと そんなおいしい物件がネットに転がっていますか?
当然ですが、日本で地方・郊外、高利回りに融資をつけて買うことについては、国が衰退していく過程の中で正しい投資行動とは思いませんが、ベトナムやカンボジアでは、また別の考えでなければならないことは言うまでもありません。
僕個人的には、ブランド立地は「減価」しない。価値が減らないのでこちらに投資しています。まあ利回りは4%ってこともなくそこそこ廻ってますが、時間がたっても価値が減らない。これ 不動産投資するうえでは非常に重要です。
これエルメスやヴィトンのバッグを買うと、100均で安い安いと無駄なものを買い込むかに似ています。
まあ 30数年にわたる事業なら 前者を買いたいと思いますけどね。
ただ こういう影響力のある方が 地方、高利回り物件勧めてくれた方が、都心区分派の我々にとっては競合が減るメリットもあります。
なんでどんどん情報発信していただき、そっちへ誘導していただければと思います。
地方、郊外 高利回り最高です!