昨日 公開した「50歳でサラリーマンをリタイアした私の年金プラン」ですが、史上最高のアクセスを集めました。
ありがとうございます。
年金受給世代以降のお金の算段はできても、セミリタ、定年後など会社を離れたときの 精神的なことはシュミレーションしずらいです。
今のサラリーマンを取り巻く働く環境がどんどん厳しくなってきている現状を実感します。
キリンビールが早期退職をしたり、みずほ銀行が企業年金を減額したり、昔のようにサラリーマンは気楽な稼業と来たもんだと言えなくなってきています。
私の場合 若いころは 社内に目標とすべき、ベンチマークとなるべき先輩がいましたが、50歳を前に そういう人がほとんどいなくなったこと、一つの会社しか知らず このまま年取ることへの疑問、定年退職して再雇用で働いていた先輩たちのようになることが 耐えられなかったことなどが 私が早期退職を決意した大きな原因でした。
65歳で再雇用が終わった後に、市の駐輪場で自転車の整理をする仕事をする自分が全くイメージできませんでしたし、何か新しいことにチャレンジするほうが自分に向いていたこともあります。
50歳すぎてやりがいのない仕事をやらされるのは もう 時間の無駄以外の何物でもありませんし、会社から期待されていない50代は自ら退くくらいの潔さ(大企業で50歳で敗者復活はありえない)も必要ですし、そんな生産性が低いことをするくらいなら そのポストを若い人に譲るくらいの心意気は必要です。
こういうぶらさがり社員が多いこと、社内失業者が多いことが日本のホワイトカラーの生産性が低いといわれる所以のような気がしてなりません。
大概 寄生虫のように会社にしがみつく人が共通する言い訳は ほとんどが家族が。。。なんですが、奥さんやお子さんは 会社でイキイキをしていない窓際族のお父さんを見て どう思うんでしょうかね?
そんなチャレンジしていない親で 子供にチャレンジしろなんて教育ができるんでしょうか?
今の若者の公務員志向はどんどん強くなっていると聞きます。
(おかげ様で私の姪っ子も市役所に合格しました)
ただ これからの日本を担う多くの若者が 公務員志向でいいのでしょうか?
将来 アメリカや中国に伍していけますか?国際競争力がつきますか?
先日 東京都の警察官の平均給料見てびっくりしました。
月額給与が50万ですよ。50万。
これじゃ 若者みんなが警察官を志してもおかしくない世の中がすぐそこまで来ています。
どおりで最近街中で警察官が多いと感じるはずです。
時間は有限なんですよ。
まあ 三菱サラリーマンさんのように30歳で「時間が有限だ」ってのはちょっと早すぎるような感じがしますがwww
サラリーマンかセミリタイアか的な議論はありますが、両方経験してみないと何も言えんやろ?というのが私の持論です。
サラリーマンしかしたことが無い人がセミリタしている人を批判しても 実際経験していないわけですから あくまでも推測にすぎず説得力がないですし、いずれそんな人も会社から放り出されるわけです。
それが定年年齢である60歳で社会に放り出されたりしては 時間がありません。
あまりにもなさすぎます。
平日の昼間の図書館に行ってみてください。
所在なげな白髪の男性で溢れかえっています。
加齢臭で卒倒しそうなくらい ほんとうに溢れかえっています。
あなたはそうなりたいですか?
そうなるために生まれてきたのですか?
時間を逆算し(まあ ガンにかかったのも大きいですが)私は50歳でセミリタを決意し、今は いろいろな事業案件に取り組んでいます。
私は60歳過ぎたら 不動産以外にも複数の事業を運営して忙しくしていたいんです。
毎日 図書館に行くような生活は一切したいと思っていません。
今は サラリーマン時代のように、上司を説得するための資料作りに疲弊するような無駄な時間を費やすことなく、自分の意思決定”だけ”でスモールスタートを切ることができます。
これは本当に精神衛生上よいことですし、セミリタを経験しないとわからないと思います。
セミリタを経験した後で 全然向いてなくサラリーマンに戻る人も多いと思います。
サラリーマンに出戻りできるようなセーフティーネットがあれば いいんでしょうが、生産性の低い中高年は一刻も早く放出したいのが企業(特に大企業)の本音でしょうから、そういう制度構築も難しいでしょうね。
50歳になったら 定年後何をするか本当に考えてください。
私の前職の仲間は、早期退職する前に介護休職を取る人間が増えています。介護が実際に大変なのもありますが、まとまった時間が取れますので、セミリタのシュミレーションをしているのだと思います。(時間を持て余すような人は セミリタに向いていません。聞いたら午前中に親を病院に送って そのあとは起業したり早期退職した仲間にいろいろ話を聞いているみたいです)
今 本屋に行くと一人起業に関する本がどんどん増えています。
決して すべての方に勧められる一人起業ではありませんが、50歳過ぎたら お金のことは当然ですが 会社以外でどう人生を過ごしていくかを明確にすべきだと思います。