セミリタイアを阻む壁 それは家族であることにかわりません。
いくらインデックスや高配当、不動産投資でキャッシュフローを確保しても 家族の理解や環境が悪ければ 貴方は永遠にセミリタできず、永遠に自分の意にそぐわず 結局 働きづめになる可能性もあります。
私の場合 セミリタする前 嫁に エクセルで毎月の収入、支出の見込みを可視化して説明しました。
(全然聞いていないようでしたがwww)
ここで突っ込まれる、否定的な意見を言う嫁なら早くもセミリタには黄色信号かもしれません。
うちの嫁ですが、F士通に新卒で入社、30代手前で突如退社、その後自分探しを経て、今は某カテゴリーでは世界4番目の外資企業に勤めています。
なにせ勤続年数も長く、収入も多いから私より年金見込み額が多い(汗)
現在も良いポジションを与えられ、仕事にもやりがいがあるらしく、定年までお勤めのようですから、さらに私より年金見込み額が多くなりそうです(爆)
いやー外資の人はよく働きますね。
50歳過ぎた今でも 朝8時から夜10時まで働くことはザラ。
だいたい 会社の意思決定できる機会の多い職についている方は 外資・内資問わず かなり働いていると思いますよ。
(40過ぎて良いポジションに就けていない人は すでに働かないおじさんか、働かないおじさん候補でしょうね。でも大企業で大概出世する人は採用時に決まってるんですよね。)
職場の同僚は東大ばかりらしいですが、彼女が仕事でポジションを得ているのは、フランス語(ビジネスレベル)×某特定カテゴリーでは日本有数の知識、情報量、人脈があること。
私みたいに、「いい会社入りました。でも何もできません」とは大違いです(笑)
あとF士通を辞めた後も、パリのコルドンブルーへ料理修行に行ったり、若いうちに好きなことやってきたのは羨ましかったなあ。
私なんて 23歳から ずーと同じ会社。同じメンツ。
「同じ会社で同じメンツ長く働いたけど いい会社に入っただけで、何もできない」なんて最低じゃないですか?(爆)
そういう人 いません?
いやいやそういう人が多いから 日本のサラリーマンの生産性は 先進国で最低なんですよね。たぶん。
現役のサラリーマンでそういう人いたら 解雇規制導入されれば一発で路頭に迷いそうですね。
もう一つ重要なのが 子どもと年老いた両親の問題ですよねえ。
先輩の子どもが引きこもりになったとかで嘆いていましたが、これもすんなりセミリタイアさせてくれない大きな問題になることは間違いないです。
介護疲れで親を殺したとか そういうのが当たり前の時代になりました。
介護はかなり疲弊しますし、母親の介護をするためにあえて介護休職の充実した前職に留まった同期もいました。
私の場合、セミリタしてすぐ父親が介護状態になり、死ぬまで約1ケ月半、ずっと立ち会えてあげたのはラッキーでしたね。
いちよう死に目にも会えたし。
この親子の問題も 俺は知らんならいいですけど、これはかなり個別特殊性が高いと思います。
隣の餌付けばあさんは子どもが2人いたのに、絶縁されたそうです。
母親は 現在姉と同居してもらっていますので 今のところは心配はなさそうです。
嫁の方も父親が健在なのですが、80歳過ぎてそもそもボケが始まったようです。
ただ 都庁に70歳まで勤めていたので、年金もがっぽりありそうです(たぶん)
数年経ったら施設に入るようになるんでしょうか。
結局 年金が無い、少ない家族を抱えるとそれが伝播し、家族みんなに迷惑をかけることになりかねません。
無謀なFIREの結果 貰える見込みの年金も少なく、親が子を頼り、子が親を頼る 現在の8050問題に即つながりかねませんことには注意が必要です。
私ですか?
そこそこ年金も確保し、70歳で不動産賃貸業を卒業し、売れない不動産はそんなに持っておらずキャッシュがそこそこあるはずなので、80歳になったら即施設に入りたいです。
中学でも会社でも寮生活を体験し、そこそこ楽しかったので それはそれで楽しみです。
前職でセコムの小田急線沿いにあった老人ホームを拝見させていただきましたが、あそこまで豪華でなくても DQNがいない施設で 高校野球中継見ながら熱中症で死ぬのが最後でいいんじゃないかなと思っています。
若い人を中心に 年金のことを考えずにFIREする人が多いですが、結局 年金(80歳過ぎた時に唯一の命綱)が少ないとDQNの巣窟で老後過ごすのって凄いストレスだと思いますよ。