今日は 映画の日なので話題の「ノマドランド」を見に行きました。
年老いて 年金が550ドルしかない話、定年退職前にクルーザーを買ったけど、それに乗ることなく死亡した人の話。
なかなかセミリタイアラーには響く映画でした。
私 映画「スタンドバイミー」が好きなのですが、あの映画は少年が大人になる過程で社会のルールや友情などに葛藤していきながら成長していく姿を描いた映画ですが、このノマドランドはまさに人生の終わりに向かって いろいろな人と関わりあいながら 旅をしていく熟年の女性が描かれています。
一人で見に来ている女性が多かったのもうなずけますね。
さて そんなこんなでセミリタ4年目に突入しました。
大学出て以来、一つの会社しか勤務経験がなく その会社でしか社会の常識を学んでこなかったので、最初は戸惑いだらけでしたが、さすがに4年目になると手慣れてきます。
これが定年を待ってなんて悠長なことを言っていたら、間違いなく浦島太郎になりますし、世の中はそんな純情な子羊ちゃんから儲けようと牙をむいてくる人も沢山います。
よく定年後に騙されて 虎の子の退職金を搾取されるなんてありますが、本当に気をつけた方がいいです。
私のように一つの会社で27年なんて もうほんといいカモになりかねません。
幸いに私は100万くらいやられただけですが。。。(笑)
セミリタしたら、「自由」が獲得できます。
もちろん 嫌な人間関係もないし、毎年 どこに飛ばされるのかわからないなど もう関係ありません。
ただ この自由とトレードオフなのが「責任」なんですよね。
結構 この「責任」重いですよ。
よく私も夜 ベッドの中でうなされているようです(笑)
すべての責任が自分に降りかかってきます。
でも私もいっぱしの経営者。
先日のテレビ東京の番組での柳井さんのお話には共感することが多かったです。
よくサラリーマン氏が会社や上司の批判をするのが好きな人いますが、あれみっともないから止めたほうがいいですよ。
もしそれが習慣化している人は、ぜひご自身で会社を経営してみてください。
日本を支えてきた新卒一括採用、年功序列、終身雇用が、日本の成長を支えてきた3本の矢が この30年間 日本がまったく成長できていない一因だと思いますし、コロナ後 この3つが一気に崩壊することも否定できません。
今現在でも社内失業者が400万人いると言われ、コロナ禍でのリモートワークの進展、いらない仕事のあぶりだしで この数が倍増してもおかしくありません。
いやきっとあぶりだされます。
もちろん サラリーマンは永遠にできませんし、いやが応でも組織を離れなければならない時が来ます。
その時 貴方はどういう意思決定をするのか?十分なシミュレーションをしておかないと世間の荒波に吞み込まれてしまうことは間違いありません。
50歳から 会社の外という新しい景色を楽しめている今が本当に楽しくて仕方ありませんし、後悔は全くありません。
あのまま会社員続けていたら、絶対後悔してたろうなあ。