昨日 有楽町のスバル座へ株主優待を消費するために映画を見に行ってきました。
あんな丸の内のようなオフィス街に映画館があるんですねえ。
ちょっとびっくり。
しかも指定席ではなく、すべて自由席。
という渋い作品だったのですが、結構席が埋まっていました。
その中でも特に目立ったのが 一人で映画を見に来ていた白髪の男性。
おそらく定年後、何もすることなく、師走のあわただしい時に映画を見に来たのでしょう。
誰でも定年はやってきます。それは避けられないことです。
アパートのシノケンのCMで佐々木蔵之介さんが「定年後何しようかな」と夢想するシーンがあります。
あれ 遊びのことばかりで、肝心のことが抜けています。
そう「シゴト」です。「シ・ゴ・ト」。
「シ・ゴ・ト」というと重たいので「ナリワイ」のほうがぴったりくるかもしれません。
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たしかに生活するうえで 不動産からの家賃はありがたいですし、定年以降の生活を安定させるための家賃収入やアフィリエイト、アドセンスなどのプラスαの収入があることは 今後益々必須になってくるでしょう。
ただ それだけでは心の充足感は満たされないと思います。
定年の60歳で家賃等の安定収入を確保しつつ、承認欲求を満たす何をナリワイにするか?
それは生活費を稼ぐ以上に重要なことかもしれません。
60歳でナリワイ作りを始めるよりは、50歳のほうが体が動くし、頭も動く。一番大きいのはやはり「時間」があること。
60歳からのナリワイ作りでは決定的に「時間」が限られます。
60歳まで会社に勤める予定の人は、60歳以降のナリワイをどうするか?毎日の仕事をしながら 限られた時間で考えるのは結構骨の折れることだと思います。
新卒でずっと勤めてきた人は その会社のことしかわからないわけですから、なおさら苦労するのは必定でしょう。
私は決して「セミリタイア」至上主義ではありませんし、誰にでも勧められるものではありません。
旅行等の楽しそうな話はセミリタイアの一面に過ぎず、決して本質的ではありません。
ナリワイを作る。
60歳で会社から放り出されて 家賃収入などの収入+心の充足感を満たすナリワイをどう確立するか?
60歳の時点でこの二つが確立されていれば、孤独な老後を過ごさなくてもハッピーな老後を暮らせるのではないかと思っています。
個人的には「ほぼ日」のように好きなこと・楽しそうなことをして収益をあげる、そんなビジネスが理想なのですが、ま そんなに簡単にはいきませんが、彼らの仕事には ヒントがいっぱいつまっていると思います。
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