不動産投資も下火に向かいつつあります。
これは誰もが認めることだと思います。
上場企業の楽待さんが この下降トレンドの中 どういう事業戦略をとるのか非常に興味があります。
下火の原因ですが、銀行のローンがでなくなり、物件が売れないのが大きな原因ではないかと思っています。
このトレンドの影響を一番受けるクラスターはどこでしょうか?
一時 地方RCはオワコンみたいな意見がありましたが、次はどのクラスターだと思いますか?
正直 私の主戦場の都心区分は 現金購入者が一定数いる、外人含めプレイヤーが多い、相続対策等異なる用途で購入する層がいるので ほとんど影響がないとみています。
ここ数年の不動産投資ブームで新規参入したサラリーマンの多くは銀行から「借りる」ことに焦点があたっていたため「返す」ことまで想定している人が少ないのが実情だと思います。
セミナーするとわかるのですが、銀行の話になると皆さん 身を乗り出して話を聞きますし、石渡さんが相変わらず ローンのセミナーやるのはここにニーズがあるからです。
さあ その借りたローンはいつ返すのでしょうか?
売却する?ずっと持ち続ける?この2択だと思いますが、いずれも出口が厳しくなりつつあることは認識しなければなりません。
まず 売却するという選択肢ですが、国道16号以遠の利回り15%で3000万程度のアパート。
これくらいのスペックの物件ですが、たしかに数年前のブームの時は”銀行の過剰融資”のせいで飛ぶように売れたと思います。
それが”今”は売れるのでしょうか?また今後 ”将来”も売れるのでしょうか?
持ち続ける?という選択肢ですが、郊外にいけばいくほど 空き家は増えていきますし、知らない間に大東建託や東建コーポレーションなどは地主さんに営業をかけています。
満室にあぐらをかいていたら、数年後は新築アパートだらけのような光景は目に浮かぶようです。
売却する?持ち続ける?にしろ 5年後~10年後 どうなっているでしょうか?
今後 間違いなく不動産投資を取り巻く環境が良くなっていることはないと思います。これで借入があると最悪の事態も想定しなければならないと思います。
区分では芦沢さんのように65歳で42部屋無借金、バンコク大家さんのように65歳で20室無借金のようなベンチマークがあります。
私個人的にも70歳で不動産を売却する予定ですし、65歳の時点で億単位の借金を抱えていることは想定していません。
貴方のその借金 何歳までにいくらにしますか?
そういうシュミレーションもしておきたいものです。