都心の流動性の高い不動産を持っている人にはあまり関係ない話ですが、郊外や地方に不動産を持っている人にとっては この「融資がしまった問題」は大問題(というか死活問題)だと思います。
ここ数年のブームで地方、郊外、高利回りの不動産投資に参入した多くの方が 売却した経験が無いので、この売れない恐怖をわからないのでしょう。(短期譲渡の影響もあるんでしょうかね?)とりあえず 5年超持っとけ的な。。。
この融資閉まっちゃった問題に無関心な人は相当なオプティミストだと思います。
融資が閉まった状態が5年続いたら
融資が閉まった状態が10年続いたら
それとも すぐ戻りますか?
最低 3年は続くんじゃないでしょうか?
その いつ再開するかわからない期間、人口減少の恐怖、空き家増加の恐怖と戦わないといけないですし、数年後 不動産への融資が再開したとき、ここ数年のような狂乱的なブームが残って その地方、高利回り物件に買主が殺到してくれますかね?
いやー 僕は数年後に 地方、郊外の不動産買うような奇特な人は本当に少なくなると思いますよ。
その間にも 大東建託や東和コーポレーションなどは どんどん物件を建ててくるわけで、競合もどんどん増えてくるわけです。
投資ですから 不動産は「流動性が低いのが最大のリスク」であるということを 最大限 ヘッジして 慎重に慎重に参入していきたいものです。
そもそも 最近の駄本には そんなリスクの記述がなく 高利回りばかり、融資がつく話ばかり、レバレッジが利かせられる話、それで低属性からオサラバ的な話ばかりだったので そもそものリスクに関して無頓着な人が多いような気がします。
融資が閉じた状態が長引けば長引くほど 人口減少の恐怖と 空き家の増加と長時間にわたって戦うことになります。
地方、郊外の人口減少、空き家の増加を甘くみないほうがいいと思います。
(首都圏でも 春日部周辺 淵野辺周辺の悲惨さはご存知の通りです)
このトレンドが 猛烈な勢いで進行することは想像に難くないですし、決して 人口減少問題、空き家問題がよくなることはほぼないわけですから。。。
人口が増え、空き家が少ないようなら 順張りでどんどんやれってことです。
売れない物件を持っていることがどういうことかもう一度よく考えたほうがいいと思います。
地方 郊外のブームを先導してきた某Iさんですが、今やすっかり米国不動産投資の人。
日本の不動産への融資が閉まった今 日本から米国の不動産へ投資する流れは増加するかもしれません。
今夏にも某大手銀行が米国不動産への融資に乗り出すという情報もありますし、融資がつくようになれば 一気にブームが来るかもしれません。
I氏は すでに天井圏と言われるCAが主戦場。TXとかその他の地域をどう取り込んでいくか要見ものです。
アメリカの不動産投資(一部エリアは別)は インカムもキャピタルも狙えますので、実質利回りが5%程度でも十分儲かっているのではないでしょうか?
特にCAは10年前に物件を買っていたら 2倍にはなっていると思います。
さすがIさん まさにアーリーアダプターですね。
Iさんの書籍に影響され、売るに売れなくなった地方、郊外の不動産を多額の借金をして購入された方は 今 何を思うのでしょうか?
まだまだ大丈夫でしょう?ですか、いや ちょっとやばいかも?ですか。
後者のほうが普通の感覚だと思いますが、いかがでしょうか?
きらめき不動産さんも 区分のみならず アパートも売り方支援になっちゃいましたね(笑)