ナウイ立地に住む入居者の属性はどんな感じ?

いよいよ 私にもコロナの影響が及び始めました。

入居者から更新料の免除の申し出があったのです。

家賃の減額ならとにかく、更新料でしたので、申し出を受諾しました。

ただ 今後 商業不動産だけでなくレジデンスも減額、免除等が増えてくるでしょうね。

先日 ペルソナを設定していますか?という記事を書きました。

貴方の物件のペルソナをしっかり理解できていますか? あっここでペルソナの意味がわからない人は 不動産投資しないほうがいいです。 ...

今日は私の持つナウイ立地の区分にお住まいの属性を一部ご紹介します。

(メガ大家さんは管理が大変そうですね。私は20戸以上の管理は難しいと考えています。属性の悪い人を入れて 家賃滞納や夜逃げなどのイタチゴッコをするより、後ろ向きの仕事をするより、少数の良質な入居を永続的に確保したいと考えています。)

築浅物件(家賃87,000円)

昭和58年生まれ 男性 某一部上場企業の子会社社員

業界一位の会社ですし、ここが潰れたら世の中終わりです。

子会社とはいえ、親会社とほぼ同じ福利厚生制度だと思うので、比較的安心です。

築浅物件(家賃83,000円)

今回 更新料免除の依頼が来たのがここの入居者。

中小企業勤務の40代の女性ですが、ぜひ頑張ってほしいものです。

バブル期物件(家賃68,000円)

昭和58年生まれのIT関係勤務の男性。

場所的にはIT会社の多い渋谷にも、五反田にもすぐにいけ便利なのでしょう。

ただ この人放浪癖があるっぽく、富山に住んだり、福岡に住んでり、点々とされてるんですよね。

うらやましいぞ。そういうライフスタイル。

もう 現代の寅さんですね。

バブル期物件(家賃69,000円)

昭和27年生まれの男性。生活保護の方なんですが、生活保護の方が千代田区や港区に住むのはどうなの?と常に思います。

ここの仲介会社、生活保護の人 毎回連れてくるんですよねえ。

以前は40歳で生活保護の人いたり。。。体が大丈夫な限り、働けるとも思うのですが、精神的に参っちゃう若い人も多いのかもしれませんね。

バブル期物件(家賃49,000円)

昨年入社の男性のリーマンさん。まだクビにはならないでしょうけど、東京が嫌になって田舎に帰らないかが心配。

ここはペット飼えるレアな物件ですので、ワンちゃんとか飼って癒されて欲しいです。

バブル期物件(家賃77,000円)

某歯科大の大学院の男性の歯科医師さん。1987年生まれの適齢期ゆえ こういう人は結婚だけが心配だ。頼む 俺のために結婚しないでくれ!www

バブル期物件(家賃57,000円)

これも入社したばかりのホテル勤務の女性。ここのホテルも大手なだけに潰れることはないでしょうが、一時的に仕事減らされていないか心配しています。

唯一の駐車場(家賃16、500円)

飲食業勤務。やばい。直撃しそう。

築浅アパート(家賃67,000円)

大学生の女性。おとうさまは 地方の歯科医師会の会長もされている方。ここも問題ないでしょう。

唯一のファミリー物件(家賃230,000円)

某一部上場企業の役員さん。40代の半ばで役員になるのは立派だよなあ。

しかも物流系と来てる。これはコロナで逆風どころか追い風ですね。

ここもしばらく安泰でしょうか。

今度 購入予定の物件は 21歳 女性 飲食勤務。うーん まさに直撃ですやん。

保証会社かましているとはいえ、相場にくらべ高い家賃に住めるのかしらん。

また 今回購入予定の物件で、近隣のエイブルのお兄ちゃんが「いやーもうBT別じゃないと決まりませんよ」みたいなことを言ってましたが、ボンビーガール見てもBT別にこだわるのは一部だし、そんなにBT別がマストなんですかねえ。

そのへんのところは実際に運営してみてからでしょうねえ。

ただ21歳の女性で選ばれる物件ってのは何かひきつけるポイントがあるんだと思ってます。

まあ 需要が薄ければ さっさと売ればいいわけで。。そこが区分の良いところ。

大家歴13年で家賃の滞納や夜逃げに遭遇したことないので、これからそういう事態にも遭遇する可能性がぐっと高まったことを思えば((((;゚Д゚))))ガクガクブルブルですね。

ただ長期的なトレンドでは、今後日本は益々貧しくなり、年収200万台が当たり前になり、ワンルームに二人で住むような世界もすぐそこだと思っています。(実際 18㎡に3人で住む例もありました)

そんな中で、結婚する人、離婚する人もどんど増えていくでしょうから、今後も単身世帯のレジデンスは有望だと思ってます。

郊外、地方は そんな日本を象徴するように 今後ますます生活が困窮する人が増えてくるでしょう。特に前回のリーマンショック時、日本の製造業が空洞化し、工場を海外に移転した時、大学が移転した時など、一気に賃貸需要が減ります。また当然 そういう地域では仕事もほとんどなくなります。

今後は この波がどんどん狭まってくるのではないかと予想しています。今は16号線沿線も賃貸需要が壊滅的だという話もよく聞きますが、そのドーナツがどんどん小さくなるようなイメージです。

また 一番怖いのが行政が安価な住宅を供給し始めることです。郊外都市にとっては空き家問題を解消できるチャンスですしね。こうなると民業圧迫以外の何物でもないですが、こういうことも起こりえることも想定していなければなりません。

こういう時期ですから、今一度 ご自身にお住まいのかたの属性を確認されることをお勧めします。