不動産を買うにあたり、一番重要なのは、それが市況のどのタイミングであるのかを理解することだと思っています。
最近のブームを煽った不動産投資本にはそのようなことを書いてある本はほとんどないですが、そもそも不動産投資は期間限定でやるものでもないですし、永遠に続くものです。
市況が上がり調子の場合は「休むも相場」です。
焦って買う必要はありません。
ここ数年はご存知の通り、右肩上がりのこういう市況でした。
今後 明らかに下落していくことは必定ですから、購入したタイミングが悪ければ 結果として「高値掴み」してしまったということは十分 考えられるわけです。
その当時は「安い!」と思ってても、そこから市況が悪くなれば結局 「高値掴み」になってしまいます。
業者は「土地値で買える!」等お買い得感を唄いますが、売った後は何のフォローもしてくれないのはご存知の通りです。プロはそこまでバカじゃありませんし、暇でもありません。
ここは不動産投資をする上で本当に注意すべき点だと思っています。
有名大家の多くは、先行者利益よろしく、下落しきったところで、物件を購入し、その後のジャブジャブの融資、不動産投資ブームで多くのサラリーマン大家が誕生したことで、カリスマになっていきました。
沢さんの初期の頃の本には、彼が不動産投資を始めた時は 誰もやっていなかったという記述もありますね。
その人たちが、このタイミングを意識していたかはわかりませんが、そういう運をたぐり寄せることも実力のうちです。
私自身の不動産投資も考えてみても、最初に購入したのが2007年。
そうリーマンショックの前年。
このころは物件価格もかなり高かった記憶がありますし、今売ったとしてもキャピタルゲインもそんなに望めません。
リーマンショックが起こった2008年以降 毎年1~2戸 購入していきましたが、2008年に660万で買った区分は、今 1300万で売られています。
いかにどの市況で買うのかの重要性がわかると思います。
また売却についても、2014年前後に4戸売却しました。
この時期は東日本大震災を経て、中国人が猛烈に買い始めた時期。
(この当時 私は第二の蒙古襲来と表現しました。)
同じ人が2戸買ってくれたりしたことで、容易に売却することができました。
この売却益で住宅ローンを完済したことでセミリタイアの道が開けました。
不動産投資は、どの市況で買うか?売るか?そこを意識することが本当に大事です。
今は天井をつけたところから下落基調になっています。本当の買い場は3~5年後にくるのだと思います。それまで気楽に待ちましょう!
その時は不動産投資自体が終わっているかもしれませんが。。。(笑)