ちょっと目論見が外れたなあ。

不動産投資を始めて15年。

最初の5年くらい(2010年頃)は都心の好立地の区分も粘り強く探せば良物件もありましたが、今では、物件さえ見つけるのが難しい時代になりました。

結局 この時期にたらふく仕込んだ人は含み益たっぷりで 貸して良し、売って良しの勝ち組なのは間違いないし、今後 このようなことは起きないでしょう。たぶん。

その後、郊外に目を転じ入居者の「利便性」にフォーカスし、郊外の2駅利用可、かつ急行停車駅、もちろん徒歩10分圏内、50戸以上の管理良好物件をポートフォリオに加えてきました。

それから4年が経ち、どうやらその仮説は外れたのかもしれません。

先日も記事にした法人1号物件

この暑さもありますが、なにせ内見が無い。

内見どころか問い合わせさえ無い(笑)

これは初体験だったのですが、やはり100戸超の大きなマンションになると価格のたたき合いが激しいです。

私の703号室が56000円で募集していると、701号が54000円で募集するみたいな。。。。

近くにヨーカドー、ドンキホーテ、ヤマダ電機もあり、利便性も高くエリア的には良いと思ったのですが。。。

なにせ内見どころか問い合わせもないので同時に売却活動もお願いしています。

6月27日に専属選任のお願いをして、7月1日には買付が入りました。

まあ 冷やかしかもしれませんが、とりあえずは良しとしましょう。

購入時から100万近く上乗せして出したのですが、首尾よく売れるといいんですけどね。

やばくなったらすぐ逃げれる(売却できる)。これは区分のメリットの一つだと思います。

トップやペガサスなど もう見た目がしょぼい物件は保有した経験が無いのですが、そこそこの立地でそこそこの建物だったらあっという間に売却できます。

なにせ今は若い人を中心に将来不安から不動産投資ブームですから(笑)買い手の層も厚いです。

先日も「賃貸需要が弱くなっていると感じる時はどういう時ですか?」という質問がありましたが、答えは「わかりません」(笑)です。

もう「肌感覚」「勘」しかありません。

人口の推移や駅の乗降者数なんてそんなに関係ないと思います。

一番怖いのは満室になった途端「満室だ」と安心して そのエリアの調査を怠ること。これ怖いですよね。

というか満室なったら普通 エリアの動向なんて調べないですよ。

でもその間に、競合のアパートメーカー、ハウスメーカーさんは安価で良質な設備を備えた賃貸物件を供給するんですよね。

で空室になった途端、「全然決まんねえ」みたいなことが起きてるじゃないでしょうか?

もうほとんど需給バランスは崩れているエリアが多いので 実物不動産買うなら、リートと高配当株を半々くらいポートフォリオに加えた方がいいとさえ思っています。

それくらい、物件が過剰に供給されすぎていると思います。

これ読んだ人に聞きたいのですが、供給過剰だと思いません?(笑)

世の中のあらゆる取引は 需給のバランスに収斂することをご存じ無い若者を多そうですが、そこをまず考えないと爆死すること確定ですよ。

まだ売れるかどうかわかりませんが、売れたら来年の繰上げ返済資金にする予定です。

首尾よくいけば 来年には区分9部屋(ワンルーム7・ファミリー2)が完済され、残るは杉並区急行停車駅徒歩5分の新築アパートのみの借金になります。

もちろんキャッシュフローも月8万円増えますから、毎月30万入金し、ドルコストでレバナス買って(笑)再来年はさらに杉並アパートも繰上げ返済していきたいと思っています。