日本人にとって夏休みって特別じゃないですか？
特に高校野球が終わった後の「あ～あ夏が終わっちゃった」的な喪失感は日本人なら誰でも感じるのかもしれません。
私もセミリタして 有り余る（？）時間を使って世界中旅してきましたが、少年期に体験した夏休みより 今年の夏休みは特別に素晴らしい夏休みになりました。
８月１０日より２１日まで四国を旅してきましたのでその一部をご紹介します。
まず徳島に行ったんですが、あまり知られていませんが、徳島はブドウの産地です。
徳島市内から車で２０分も走れば 観光農園があり、一人１３００円でブドウ狩りが出来ます。
徳島の天ぷら専門店「竹葉」さん
御年８×歳の女将さんが 個室で丁寧に天ぷらを揚げてくれます。
徳島の今昔物語が非常に面白かったなあ。
これで一人５千円です。
鳴門の阿波踊り
徳島の阿波踊りの前日に行きました。
こちらも風情があっていいですね。
なにせ阿波踊り期間中は宿が取れません。
来年の宿ももう取れないかもしれません。（大手のJTBやクラツーが独占買い占めしているため）
今回も夜は行けずに 踊り始めの奉納阿波踊りを見ました。
これは凄かった。
藩主蜂須賀家の菩提寺 興源寺で 三代藩主光隆の前で踊り狂いました。
旧藩主の墓の前で踊るのってのが凄いですよねえ。
本当は夜が凄いんですよ。
ほんともう踊る阿呆に見る阿呆同じ阿保なら踊らにゃそんそんで自然発生的に踊り出します。
前回阿波踊りに来たのは 夜でみんなが踊り狂っているのを見たときはビックリしましたね。
現存１２城の高知城と３００年続く日曜市。
高知城は天守、石垣ともに実に素晴らしいです。
ここで龍馬が活躍してたことに思いを馳せるとなお感慨深いですね。
今回初めてのよさこいだったのですが、これが実に良かった。
もう想像以上（笑）
阿波踊りのような４００年続く伝統的な踊りではなく、こちらは若い人が多く革新的な踊り。（踊りというかダンス）
Xにも書きましたが、コロナ禍でなかなかダンスを披露できなかったのか同志社大学の学生が泣きながら踊っていたのは印象的でした。
蒼井優も絶賛した仁淀川の仁淀ブルー。
これは本当に美しい。
隣のテントのおじさんがカヌーで川に流され遭難。
ヘリコプターが来たりものものしい雰囲気になりました。
おじさんが流される瞬間を見ていましたが、自然をバカにしてはいけないですね。
その後 亡くなられたそうです。ご冥福をお祈りいたします。
土曜日だったせいか 家族連れで大混雑。
高知市内から車で３０分で来れますからね。
高知から四万十市へ移動し、沈下橋見たり、もちろん四万十のウナギ食べたり。。。
宇和島に移動し、ここでも川遊び。
温泉が隣接し、しかもキャンプ場無料（笑）
都内や首都圏でこんなところあります？
正直 都会より地方の方がよっぽど豊かな生活できると思いますけどねえ。
松山も道後温泉以外の日帰り温泉が充実しててびっくり
特にていれぎの湯は素晴らしかったですね。
松山で嫁を送り 一人しまなみ海道へ
これは本当に素晴らしい。
今まで車で走ったことは何度もありますが、マイ自転車だったのでさらに最高でした。
多々羅島のキャンプ場に２泊したのですが、１日は今治往復、もう一日は尾道往復しました。
気に入ったビーチでひと泳ぎなんて出来ますし、もう最高でしたね。
車ではなく絶対自転車がいいです。
もう一度行きたい。
キャンプ場では何気ない風景に出会えるのがいいですね。
土曜日は対岸の瀬戸田島で花火大会があり、全然混雑せず鑑賞できたのがさらに最高でした。
宿も個性的なオーナーたちでした。
１０年前から高知でゲストハウスを経営するオーナー。
県外や海外からお客さんが来て地元からも感謝されているみたいでした。（喫茶店のおばあちゃん談）
奥さんはシェアハウス経営
３人の子供たちは それぞれ海外留学中（一人はバレエ留学よ）
日本の年収１０００万のサラリーマンじゃ絶対に無理ですよね。
まだ若いオーナーが切り盛りするゲストハウス
小さい子供たちは遊び場に困らないだろうなあ。
この宿も２年探してやっと見つけたようです。
旦那さんまだ３０歳前なのに、「宇和島市は高校生のアルバイトが禁止されているので、僕がこうやって宿で働いている姿をみて 勉強して感じてもらいたいんですよ」と。
なんてしっかりしてるんだと感動しました。
今回は個性的な宿のゲストハウスのオーナーとの会話も非常に印象的でした。
いやーほんと今年の夏休みは生まれてから最高の夏休みでしたねえ。
サラリーマン時代 仕事ばかりやってた３０歳前くらいかな。
夏休みもらって福井の大学時代の友人のところへ遊びに行ったんですよ。
着いた翌日に 上司から「トラブルだ戻ってこい」と言われ、夏休みを中断したことがあります。
また サラリーマンだとこういう楽しい後だと 出社が鬱になりがちですが、セミリタすればそういうこともなく楽しかった思い出に浸ることもできます。
あーあ楽しかったなあ。
でも こういう今年の楽しい夏休みを常に更新するために 来年もどこかを旅してるんだと思います。
というわけで１週間後にはフランスの夏休みも体感してきます（笑）