リトル本田とは・・・
サッカーの本田圭祐がACミランの入団会見で言った名言
記者「ミラン以外にも多くのクラブからのオファーが来ていたと思いますが、なぜミランを選んだんですか?」
本田「心の中のリトル本田に聞いた。お前はどのチームでプレイしたいんだ?そしたらミランでプレイしたいと答えたので決断した」
先日 今 話題の日経マネーのセミリタイア特集を立ち読みしました。
マネー誌の立ち位置なので、総資産額がいくらか、どうやって資産を増やしたかなどが大きく取りあげられていました。
不動産クラスタの皆さんは 不動産の規模(部屋数の多さ)が大して重要ではないという風潮が最近ようやく定着してきましたが、どうやらまだ金融クラスタの人たちは 総資金〇億というのがある種のステータスのようですね。
不動産投資界隈では 3~5年前には メガ大家やギガ大家などの言葉が線香花火のようにはやりましたが、戸数を増やした人の中には 一棟一法人などコンプライアンスに違反していた人が多くいたことや 最近は 融資が受けれないこともあって規模の拡大はそんなに重要視されていないと感じます。(イクメン大家さんが一つのターニングポイントだった?)
不動産投資を志す人でも良く月収が100万になったらセミリタする的な人が多いですが、じゃ今いくらもらってんのよ?と聞けば多くが20~40万くらいの可処分所得なのではないでしょうか?
実はセミリタするのは 最低限のお金の流れを確保し、ミニマムライフを実践すれば あんまり金融資産の多寡は重要ではないかなと思っています。
今回の 日経マネーで注目したのが、セミリタした人たちの一日の過ごし方。
ほとんどの人が ジムや図書館、ネットサーフィンなどをされています。
はっきり言います。
これ ほんとうに楽しんですかね?
これを毎日続け、一生涯続けたいんですかね?
続けられますか?
私は問いたいです。
あなたのリトル本田は ジムや図書館に行くため、ネットサーフィンするためにセミリタイアしたのか?と。
あなたの中のリトル本田はそれで満足してるのか?と。
本田望結は満足かもしれないけど あなたの心の中の 本当のリトル本田は満足できないんじゃないのか?と。
なかには ジムや図書館へ毎日行っても飽きないという人もいるでしょう、一日中ネットサーフィンしても飽きないっていう人もいるでしょう。
すいません。
私には 到底そのような刺激のないことを 永遠にすることは出来ませんし、そんな生活は多くの人が長続きしないと思います。
以前にも述べましたが、私が行く品川図書館の加齢臭は半端ないです。
ファブリーズがないと平日の昼間は品川図書館へ入ることも不可能かもしれません。
人間は社会的動物であるとソクラテスは言っていますし、マズローの承認欲求にも全く応えられていません。
逆にセミリタして 毎日図書館に行く、ジムに行く生活に充足感を感じ、これを数年、下手すれば一生涯続けられるとしたら、もう中山きんに君かハルクホーガン以外の何物でありません。
ある意味 すごいです。
私の前職の同期で セミリタして充実していそうなのは、53歳になっても親父バンドを組んで週3回くらい演奏してる奴や、52歳にして落語に挑戦している奴です。
正直 セミリタして 手持ち資金が1000万しかないとしても 仲間と一緒に作り上げる一体感、芸を向上させたい仲間と一緒にいるほうが 資産10億あっても 所在なげに図書館やジムでプラプラしているよりよっぽど人生をエンジョイしているといえると思います。
私のブログでも以前からお伝えしていますが、お金の流れを作り セミリタするのはそんなに難しいことではないのかもしれません。(ちょっと時間はかかりますが)
問題なのは、辞めた後に何するのか?
今話題のセミリタを志している人は 常に自分の中のリトル本田に問いかけてください。
お前は何をしたいんだ?
何をするために生まれてきたんだ?
それでお前は満足なのか?と。